ブログ
BLOG
キーワードサジェストとは?SEOへの活用法も
更新日:2024.1.23
公開日:2023.1.17
- SEO
- キーワードサジェストについて知りたい
- サジェストを使ってSEOキーワードを集めるには?
- 見つけたキーワードはどう使えばいい?
サジェストは検索エンジンが検索キーワードを提案する機能で、「Suggest(提案する・示唆する)」という英語が由来になっています。
ユーザーが入力したキーワードから、関連性の高いキーワードを検索候補として提案してくれます。
サジェストが表示される仕組み
サジェストは、単に入力されたキーワードと関連性が高いものを表示しているわけではありません。
どのような情報を参考にしているかは、Google検索ヘルプで公表されています。
上記の情報から、ユーザーが求めていると思われるキーワードが表示されます。
クエリの言語
例えば日本語で「カップヌードル」と入力すると、日本語のサジェストが表示されます。
一方、英語で「Cup Noodles」と入力した場合は英語のサジェストが表示されます。
クエリが実行される場所
「ディナー」と検索しようとしたら、「ディナー + 地名(現在地)」とサジェストが表示された経験のある方は多いと思います。
Googleが検索に使われる端末の位置情報を取得し、サジェストを最適化しているからです。
とくに、飲食店や宿泊施設など位置情報が重要になる検索に対して、ユーザーの位置情報を反映したサジェストを表示するアルゴリズムが働きます。
クエリで注目を集めている
検索回数が多いキーワードのほか、トレンド性が高いキーワードが表示されることもあります。
例えば、2023年1月時点で「ble」まで入力すると、2022年10月から放映された良ストーリー・神作画で話題の「BLEACH 千年血戦篇」が表示されます。
1クール目終了直後であること、続編の放映が発表されたことで検索回数・トレンド性が相当高まったのだろうと予想しています。
2023年7月からは「千年血戦篇-訣別譚」が放映されますね。楽しみですね!
ちなみに、BLEACHのアニメ公式サイトにアクセスした後に同じことをすると、ほぼすべてBLEACH関連のサジェストになります。
私の検索履歴が加味された結果なのですが、キーワード探しにはノイズとなります。
同じようなことが起きたら、ブラウザの検索履歴を削除することでフラットな調査が可能になりますし、履歴が残らないシークレットモードを利用すればノイズを軽減することができます。
ユーザーの過去の検索
過去の検索履歴もサジェスト表示に影響します。
Googleは、過去にユーザーが検索に使用したキーワードを記憶しています。その結果、興味が高いと判断されてサジェストに表示されるわけです。
この機能を上手く利用することで、多くのユーザーがどんなものに興味や関心があるのかを、タイムリーに掴むことができます。
SEOへの活用法
サジェストには一定の検索需要があるキーワードが表示されるため、SEOキーワード探しに非常に有効です。
出典 : Backlinko「How People Use Google Search(New User Behavior Study)」
2020年8月にBacklinkoが発表した調査結果では、サジェスト表示されるキーワードを利用するユーザーが、全体の23%にも上ると発表されています。
この結果からも、サジェスト表示されたキーワードをメインテーマにしたコンテンツ作りは、SEOにおいて有効だといえます。
SEOキーワードの選定
サジェストに表示されるキーワードは、多くのユーザーが興味を持っているということなので、それに対するコンテンツを用意することでSEO効果が期待できます。
弊社のようなホームページ制作会社であれば、「ホームページ 制作」と入力したときに表示されるサジェストがメインテーマ候補となります。
上の画像に出ているサジェストで、メインテーマとして使えそうなものは「ホームページ制作 相場」「ホームページ製作費」「ホームページ制作 流れ」あたりですね。
この3つはいつ検索しても大抵出てくるので、長期に渡ってユーザーが興味を示していることになります。
少し前に、このキーワードを使ってホームページ制作ってどれくらいかかる?発注から完成までのスケジュールと流れとホームページ制作のお金に関するお話しという2つの記事を実際に書いているのですが、直後に「ホームページ制作」関連のキーワードで検索順位が上昇してアクセス数も増えました。
ほかにも、お役立ち情報としてタスク管理ツール「Trello」の記事をいくつか書いていますが、この記事のキーワードもサジェストから拾っています。
タイトルタグ・見出しタグの設定
タイトルや見出しにキーワードを入れることで、検索順位上昇やアクセスアップが期待できます。
タイトルやブログ内のキーワードは検索順位にどれだけ影響する?でも書きましたが、タイトルに入れるキーワードは検索順位にかなり影響するので、慎重に選びたいところです。
見出しについては、この後に紹介するツールを使って調査しながら組み立てます。
記事のリライト
古くなった記事のリライトも重要です。Googleは新しい情報を優遇する傾向がありますし、ユーザーの興味も不変ではないからです。
例えば1年後くらいに「ホームページ制作費」と検索したら「ホームページ制作費 安く」というサジェストが表示されるかもしれません。
そういう場合、すでに書いている製作費の記事に「ホームページ制作費を抑える方法」という見出しをつくり、その時点のユーザーニーズに沿った記事にリライトします。
サジェストの見つけ方
Googleの検索画面からもサジェストは見つかりますが、より幅広く調査するならツール利用は必須です。
サジェストの調査に特化したツールをいくつか紹介するので、ぜひ使ってみてください。
ラッコキーワード
1日50回までサジェスト調査ができるツールです。
Google以外にもYouTube、amazon、楽天などのサジェストも調査できるので、さまざまな場面で重宝します。
1日10回までですが、入力したキーワードで上位10位にいるサイトから見出しも抽出できるので、私はかなり頻繁にお世話になっています。
KOUHO.jp
Twitter共起語やはてなブログなど、ほかのツールとは少し違った角度でサジェスト調査ができるツールです。
私はあまり利用しませんが、タイムリーなキーワードを幅広く調査できるので、時事ネタなどで記事を書く際などに役立ちます。
Keyword Tool
Google以外に、GooglePlayやInstagramなど、さまざまな検索エンジンのサジェストを調査できます。
無料版でも抽出できるキーワードが最大750個とかなり深い調査ができるため、ロングテールキーワードやスモールキーワードを探す際に利用することが多いです。
個人的にはアプリ探しに使ったりしています。Googleplayで「RPG」と入れると隠れた良ゲームが見つかることもあります。ゲーム好きならぜひ試してほしいツールです。
OMUSUBI
入力したキーワードでマインドマップを作ってくれるツールです。
キーワードをもとにサジェストの関連性を見える化してくれるので、直感的にキーワードを選びやすくなります。
キーワード探しだけでなく、見出しづくりでも活躍してくれています。
SEOキーワード難易度チェックツール(おまけ)
サジェストツールではありませんが、コンテンツSEOに取り組むならぜひ利用したいツールです。
キーワードを入力すると、SEO難易度、月間検索数予想、1位になった場合のアクセス数予想が表示されます。
難易度をチェックすることで、一生懸命記事を書いたのに全然アクセスされない…というリスク回避につながります。
私の場合は、難易度によってこんな感じで判断しています。感覚的なものですし、検索ボリュームやライバルサイトによって判断も変わりますので、参考程度でお願いします。
20点以下・・・1記事でもいけるかも
20~40点・・・記事をいくつか書いて様子を見てみる
40~60点・・・検索ボリュームが多く、ライバルも大手でなければチャレンジする価値あり
60点以上・・・たぶん無理
サジェストを活用してSEO強化
コンテンツSEOに取り組むならサジェスト調査は必須といっていい作業です。
ツールなどを利用して幅広く調査していけば、記事のネタに困ることもほぼありません。
ユーザーのニーズや関心をタイムリーに掴むこともできるので、ぜひ役立ててください。