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    2025.03.11

    • ホームページ制作

    自作とプロ依頼の違いとは?ホームページ制作の選択肢を比較

    ホームページを作る際に、「外注費をかけるより自社で作れば安いのでは」と考える会社は少なくありません。とはいえ、会社サイトはツールでページを組み、公開しただけでは完了しません。掲載内容の整理、原稿や写真の用意、社内での確認、公開後の更新にも時間がかかります。その時間も、会社にとってはコストです。 選択肢は自作と全面外注の二つに限られません。サイト設計や重要ページだけを外部へ任せる一部外注も選べます。制作費の額だけで比べず、サイトの目的、公開したい時期、社内で割ける時間、求める品質、運用の体制を並べて検討しましょう。 自作・一部外注・全面外注を同じ条件で比べる視点 社内の作業時間を含めて費用を捉える考え方 自社に合う進め方と、外注を増やす判断の目安 読み終える頃には、社内で担う仕事と外部へ任せる仕事を、自社の事情に照らして分けられるはずです。最安値の手段ではなく、公開後も回し続けられる手段を選ぶ。 ここが判断の軸になります。 当社は、サイトの目的や必要なページ、更新の体制を整理したうえで、ホームページ制作の進め方をご提案しています。支援内容を資料で確認したい場合も、まだ検討段階で相談したい場合もご利用いただけます。 制作前の整理 進め方から相談 企画から運用まで、必要な工程を整理します。 内容を確認資料を請求相談から開始お問い合わせ 自作・一部外注・全面外注は条件で選ぶ   自作・一部外注・全面外注には、それぞれ選びやすい状況があります。初期費用だけで順番を付けると、社内作業の増加、公開の遅れ、更新が止まるリスクを見逃しかねません。 先に整理したいのは、サイトで果たしたい役割、公開希望日、制作と更新に時間を使える人です。この三つが変われば、適した方式も変わります。 選択肢 選びやすい状況 立ち止まって確認したい状況 自作 目的と載せる情報が絞れており、担当時間を確保できる。更新も社内で続けたい 設計・デザイン・機能に高い要件がある。期限が近い、または担当者がいない 一部外注 更新は社内で担える一方、重要な工程だけに不安がある 決定者や依頼範囲が決まらないまま進もうとしている 全面外注 企画や専門的な設計から整えたい。社内で制作実務に充てる時間が少ない 素材提供や内容確認まで不要だと考えている。依頼内容を確認していない 表は状況を整理するための目安です。新サービスの開始、採用の強化、担当者の異動などで前提が変われば、制作方法も見直せます。 初期費用より先に目的と社内の余力を確認する まず、問い合わせ獲得、採用情報の整備、会社案内の集約といった目的のうち、何を最優先するかを決めます。目的が曖昧なまま着手すると、必要なページや機能を決める場面で判断が揺れます。 続いて、公開期限、担当者を確保できるか、必要な見た目や情報量、更新の頻度を確認します。担当者の作業時間は、見積書には出にくくても制作費と切り離せない負担です。公開後に更新できない規模で始めないことを、どの方式でも前提にしてください。 自作・一部外注・全面外注を10項目で比較 三つの方式の違いは、どの工程を社内に残し、どこで外部の専門性を使うかにあります。費用や公開までの時間だけでなく、公開後の対応まで並べると、比べる軸がぶれません。 比較項目 自作 一部外注 全面外注 初期費用 ツール・サーバーなどの実費を中心に抑えられる 依頼する工程に応じて増える 制作範囲ごとの見積りを確認する 社内工数・学習 担当者の学習と作業時間が大きくなりやすい 任せた工程分の負担を減らせる 制作実務は減るが、確認と判断は社内に残る 公開までの時間 経験と確保できる時間に左右される 専門工程での遅れを抑えやすい 依頼範囲と確認の速さで変わる 情報設計・デザイン 社内の経験値による差が出やすい 影響の大きい部分を補える 企画段階から相談できる 必要機能への対応 社内で扱える範囲に限られる 難しい機能だけを依頼できる 要件を整理して依頼できる SEO・集客の準備 知識の有無と継続した見直しに左右される 必要な工程だけ補える 設計から依頼できる場合がある 更新・保守 社内で作業する 役割分担を決める 契約に含まれる範囲を確認する トラブル対応 特定の担当者へ集中しやすい 担当の境界を事前に決める 連絡窓口と対応範囲を確認する 属人化 起こりやすい 分担と引き継ぎで抑えられる 社内の情報管理は残る 将来の拡張 学習と対応時間を見込む 必要な部分から広げられる 追加要件と費用を相談する どの方式でも、サイトの目的と更新の仕組みを決める作業は残ります。外注の範囲を広げれば社内の制作実務は減らせますが、事業として何を伝えるかまで発注先へ任せることはできません。 初期費用と社内工数は逆方向に動きやすい 自作は請求書に表れる初期支出を抑えやすい一方で、調査、学習、ページ作成、修正に社内の時間を使います。一部外注なら負担の大きい工程だけを外へ出せます。全面外注でも、素材の準備や内容確認に必要な時間は確保しなければなりません。 初期費用が低い方式ほど、社内の負担も小さいとは限りません。 何にどのくらい時間を使うのかを書き出してから比べると、見積額だけでは分からない差が見えてきます。 品質・公開時期・運用は前提条件まで比べる 品質は、外注の有無だけで決まりません。自作なら担当者の経験と作業時間、外注なら依頼内容と社内確認の速さが影響します。公開を急いでも、掲載内容や承認が遅れれば作業は先へ進みません。 保守も同じです。選んだ方式より、更新する人、内容を確認する人、困った際の相談先が決まっているかを見ます。 見積額だけでなく社内工数を総コストに入れる 自作を選ぶ場合、ツールやサーバーの実費だけで判断するのは危険です。制作に充てる社員の時間も、事業にとっては負担になります。厳密な原価を出すためではなく、方式を同じ土台で比べるために総コストを置きます。 自作は、社内工数 × 社内で負担する時間単価 + 実費で考えます。外注は、外注見積額 + 社内の準備・確認工数として並べます。片方しか数えなければ、比較は偏ります。 自作費には見えにくい時間がある 目的と情報の整理 掲載内容と、誰に何を伝えるかを決める作業です。制作ツールを開く前に済ませます。 原稿・写真などの素材準備 サービス内容の確認、原稿の作成、写真の選定や撮影依頼には、社内調整も伴います。 ページ作成と確認 ページを組みながら内容と見た目を調整し、公開前には事実情報を確認します。 修正と公開後の更新 修正のやり取りに加え、サービス変更や採用情報の更新が継続して発生します。 作業時間は短く見積もりがちです。担当者が実際に確保できる時間で考え、通常業務に支障が出ないかを確かめましょう。 外注費は制作範囲と社内確認を分けて見る 見積りに含まれる制作工程 企画、文章、撮影、デザイン、実装、保守のうち、どこまでが対象かを確認します。 追加費用になりやすい変更条件 ページ追加、仕様変更、修正の扱いは依頼先ごとに異なります。見積書の条件をそろえて比べます。 社内で確保する準備・確認時間 目的の決定、素材提供、事実確認、公開の承認は、発注側に残る仕事です。 同じページ数でも、含まれる工程が違えば見積額の意味は変わります。金額ではなく、誰がどこまで作業する見積りかを同じ条件で比べてください。 自作が向く会社と、先に確認したい条件 自作は、目的と掲載内容が絞れていて、担当者が継続して時間を確保できる会社に合う方法です。自社の判断で情報を更新できる点も利点になります。 一方、目的の整理、重要ページの見せ方、専門的な機能に不安があるなら、外注を組み合わせる余地があります。判断の基準は、作ること自体ではなく、公開後もサイトが役割を果たせるかです。 自作を選びやすい条件 小さく始めたい、更新頻度が高い、社内に制作経験者または担当時間がある場合です。 先に確認したい条件 公開までの期間が短い、機能が複雑、デザインの要件が高い、担当者がいないといった場合は、負担が一人に集まりやすくなります。 自作は安価な代替案ではなく、社内で運用していく方法です。 制作時だけでなく、公開後に情報を保てるかまで見て選びます。 一部外注は不足する専門工程を切り出す 一部外注は、社内で扱える情報や更新作業を残し、目的への影響が大きい工程だけを任せる進め方です。内製と外注を組み合わせる選択肢として考えられます。 サイト全体の目的・情報設計 何を優先して伝えるかに迷うなら、設計の段階から相談します。各ページの役割が見えてきます。 トップページや重要ページのデザイン 第一印象や問い合わせ前の判断に関わるページだけ、専門性を加える選択があります。 文章・写真・動画などの素材制作 事業の事実や強みは社内で確認し、表現や制作は外部と分担できます。 フォームや連携などの専門機能 社内で対応しにくい技術的な部分を依頼し、日常的な更新は社内で続けることも可能です。 任せる工程は、苦手かどうかだけで選びません。サイトの目的を果たすうえで影響が大きい部分から優先すると、費用と社内負担の配分を調整できます。 分担表を作ると外注範囲が決めやすい 工程 自社が担うこと 外注先へ確認すること 目的 優先する成果と対象者を決める 目的に沿う進め方を相談する 掲載情報・素材 事実を確認し、必要な素材を用意する 求められる情報・素材の範囲を確認する 設計・制作 方向性を判断する 任せる工程と納品物を確認する 確認・公開 内容を承認する 修正方法と公開までの流れを確認する 更新・保守 更新方針を決める 対応範囲と相談窓口を確認する 役割が曖昧なまま進めると、追加作業や手戻りが出たときに判断できません。依頼前に表の内容を整理しておけば、見積りで聞くべき点も明確になります。 当社では、必要な工程だけを切り出す進め方も含め、事業の目的と社内の役割に合わせてホームページ制作をご提案します。任せる範囲が決まっていない段階でもご相談いただけます。 役割分担の整理 任せる範囲を相談 目的に合わせた制作体制を一緒に整理します。 資料で確認資料を請求状況を伝える無料相談する 全面外注でも社内の判断と確認は残る 全面外注は、企画、専門的な設計、デザイン、実装までまとめて相談したいときの選択肢です。社内で制作実務に使える時間が少なく、短い期限や複雑な要件も重なる場合は、比較に加える意味があります。 ただし、外注しても発注側の仕事は残ります。事業の目的を決めること、掲載内容が正しいか確認すること、素材を渡すこと、最終的に公開を承認することは社内の役割です。 外へ任せやすいこと 社内に残ること 企画と専門的な設計 事業の目的と優先順位を決める デザイン・実装 サービス内容など事実情報を確認する 制作の進行支援 素材を提供し、修正を判断する 公開作業 公開を承認し、更新方針を決める 依頼範囲や保守・改善の扱いは、見積りごとに異なります。制作中だけでなく、公開後に何を頼めるのかも確認すれば、必要な予算と体制を見積もれます。 全面外注を検討しやすいのは上流の整理まで必要な場合 何を打ち出すか、どの情報を優先するかから整理したいなら、企画を含む支援を比べる余地があります。集客、採用、ブランドの方向性を同時に考える場合も、社内だけで決められる範囲を先に見極めます。 専門的な機能が必要なときや、制作に充てる時間が限られるときも候補になります。ただし、一つの条件だけでは全面外注を選ぶ根拠にはなりません。一部外注との違いは、どこまでを一体で任せる必要があるかです。 依頼先は見た目だけでなく対応範囲で比べる 誰が企画と進行を担うか 文章・写真・機能はどこまで含まれるか 修正の扱いと追加費用の条件 納品物、アカウント、引き継ぎの内容 公開後の保守・改善をどこまで頼めるか 見た目の好みは判断材料の一つですが、公開後の運用まで判断するには足りません。自社に残る作業と、依頼先へ任せる範囲を説明できるかを比較の基準にします。 公開後の更新・保守を無理なく続ける体制を決める 公開後に情報を正しく保てるかは、自作・一部外注・全面外注の選択と同じくらい欠かせません。方式が違っても、更新担当、確認窓口、保守の範囲、引き継ぎの扱いが決まらなければ、サイトは止まりやすくなります。 確認すること 決める内容 方式ごとの注意 更新担当 更新する人と確認する人を決める 自作は担当の偏りを防ぎ、一部・全面外注は依頼窓口を明確にする 事実確認の窓口 サービス変更などを誰が確認するか決める 方式に関係なく、変更情報を集める役割が必要 保守・障害対応 自社対応と依頼先対応の境界を決める 外注時は契約範囲と連絡先を確認する アカウントと引き継ぎ 管理情報を保管する人と場所を決める 担当が交代しても困らない状態にする 担当を一人に固定できない場合でも、責任の所在を曖昧にしてはいけません。更新する人と内容の正確さを確認する人は、同じでなくても構いません。 更新が止まる前に見直すべき状態 情報の変更を拾えない 営業案内やサービス内容の変更が更新担当へ届かないなら、共有窓口や確認の機会を決めます。 事実確認が滞る 承認待ちで公開できない状態が続くなら、確認担当と確認期限を見直します。 担当者に知識や権限が集中する 操作方法や契約情報を一人しか把握していないなら、管理情報と手順を共有します。 外注を増やせば解決するとは限りません。どの役割で作業が止まっているかを特定し、社内の分担を直すのか、依頼範囲を変えるのかを判断します。 自作から外注へ切り替える目安   自作を始めた後で外注を検討しても、遅すぎることはありません。制作方法は一度決めたら固定されるものではなく、負担が出た工程だけを見直せます。 担当者の時間が想定を超える 本業に影響するほど作業が増えたなら、負担の大きい工程を切り出せないか検討します。 公開予定が繰り返し延びる 設計、素材、承認、制作のどこで遅れているかを分けて確認します。 求める品質・機能に対応しにくい 重要ページや専門機能だけを任せる方法もあります。 更新・保守が担当者一人に集中する 社内の体制を整えるか、保守の依頼範囲を見直します。 ここで挙げた状態は、全面外注を即決する場面ではありません。原因を分け、社内で持つ仕事と外へ出す仕事を調整する目安として使います。 自社の条件を並べて制作方法を決める 制作方法は、作り方から選ぶよりも、事業の条件を並べてから選ぶほうが現実に合います。次の順で整理すると、自作、一部外注、全面外注のどれを中心に検討するかが見えてきます。 サイトで最優先する目的を決める 必要な情報と機能を洗い出す 公開期限と社内で使える時間を見積もる 自作・一部外注・全面外注を同じ条件で比べる 外注する範囲と社内の役割を決める 公開後の更新体制を決める 外注を考える段階で、完成形を細部まで決め切らなくても構いません。目的、載せたい情報、公開時期、社内で用意できる素材、確認の体制を先に整理します。そのうえで支援が必要な工程を伝えれば、依頼範囲の相談に移れます。 まとめ|ホームページの自作・外注を総コストで選ぶ ホームページは、自作なら常に安く、外注なら常に高品質という単純な比較では選べません。目的が絞れ、担当時間を確保できる会社には自作が合います。情報設計や重要ページなど、足りない工程だけを補いたいなら一部外注。企画や専門的な設計から整える必要があり、社内で制作時間を取りにくいなら全面外注も候補です。 必要なページと機能、公開期限、社員が使える時間、公開後の更新担当を書き出してみてください。見積額と社内工数を合わせ、どこまでを自社で担い、どこからを任せるか決めます。公開そのものではなく、情報を正しく保ち続けられるかを基準にすると、自社に合う方法を選べます。 当社では、初回の打ち合わせから目的や情報を整理し、オーダーメイドのホームページ制作と公開後の運用・改善を支援しています。自社に合う進め方を確認したい場合はご相談ください。 制作方法の検討 自社に合う方法相談 企画から公開後まで、必要な支援を組み立てます。 支援内容を見る資料を請求相談だけでもOK無料相談する            

    2022.07.22

    • ホームページ制作

    ホームページ制作の費用相場を読み解く|公開までの総額・追加費用・見積もり比較

    会社のホームページを新設するとき、予算が決めにくい理由は金額の幅だけにとどまりません。見積書にどこまでの作業が含まれるのかが見えなければ、同じ金額でも公開できる状態が違ってしまいます。 見積もりを取る前に、次の4点を整理しておくと比較の軸ができます。 初回公開までの予算を考える3つのシナリオ 制作費と追加費用を分けて見る方法 同じ条件で見積もりを比較する公開予算表 削れる項目と、先に残したい項目 見るべきなのは相場の数字だけではなく、初回公開に必要な範囲が見積もりごとにそろっているかです。目的と社内の準備状況を言語化してから比べれば、予算をかける場所と保留できる場所が分かれてきます。 当社では、初回打ち合わせからディレクターが対応し、目的・必要なページ・素材の準備状況を伺ったうえで、企画からサイト構築までの内容と予算計画をご提案します。資料で確認したい方も、まず相談したい方もご利用いただけます。 制作前の整理 公開条件から相談 目的と制作範囲に合う進め方をご提案します。 資料で確認資料を請求相談から開始無料相談をする ホームページ制作費用は公開時点の範囲で決まる ホームページ制作の金額は、制作会社ごとの価格設定だけで決まるものでもありません。初回公開までに何を用意し、どこまで動く状態にするかによって、同じ会社サイトでも必要な作業が変わります。 相場は予算を考え始める目安になります。ただ、見積もりの妥当性を総額だけで決めることはできません。公開時の制作範囲と、見積もりから外れている項目を並べて確認してください。 相場の幅はページ数だけでは説明できない ページ数は費用に影響しますが、比較材料の一部にすぎません。少ないページ数でも、サイトの目的、素材の準備状況、必要な機能、確認の進め方によって制作工数は変わります。 目的とページ構成 会社の存在と連絡先だけを伝えるのか、サービス比較や採用まで支えるのかで、公開時に必要な情報量と導線が変わります。 デザインと実装 既存テンプレートを使うのか、事業内容に合わせて画面を個別設計するのかで、デザインと実装の範囲は異なります。スマホ表示をどこまで調整するかも確認項目です。 素材制作 原稿や写真を社内で準備するか、取材・撮影・ライティングから依頼するかで、費用だけでなく公開までの準備期間も動きます。 機能と初期設定 問い合わせフォーム、更新機能、ドメイン・サーバー、メール設定は、標準料金に含める範囲が会社ごとに異なります。公開後に使える状態まで設定するのかを確認しましょう。 たとえば、会社案内の文章と写真を支給し、定型フォームだけを置くサイトと、取材から始めて更新機能や複数の問い合わせ導線を整えるサイトでは、ページ数が同じでも比較条件が異なります。高い・安いを先に判断するより、どの作業へ費用が配分されているかを見るほうが実態に合います。 初期費用と公開後費用は分けて確認する ここで扱うのは、企画から初回公開までにかかる初期費用です。保守、更新代行、広告運用といった公開後の費用は、初期制作費と同じ欄に混ぜず別枠で見ます。 見積書に月額の保守費まで入っている場合は、「初回公開に必要な総額」と「公開後に継続して発生する費用」に分けてください。公開予算を決める段階では、この二つを混ぜないほうが、制作範囲の違いを正しく比べられます。 公開後の費用を省くわけでもありません。初回公開の仕様を決めた後に、保守や更新を誰が担うかを検討する順序にすると、話を整理できます。 初回公開の予算を3つのシナリオで見積もる 予算を考えるときは、相場の中央値を探すより、どの状態で公開したいかを決めるほうが実用的です。新規の会社ホームページを初めて公開するケースを、最小・標準・拡張の3段階に分けて考えます。 金額は、税込・税抜の表示、素材の支給範囲、仕様、依頼先で変わります。下表は個別案件の料金表ではなく、見積もり条件をそろえるための予算イメージです。 予算イメージ 想定する目的 公開時点の範囲 含まれやすい主な作業 別途確認したいもの 最小30万〜80万円 会社情報と相談先を早く整える 基本情報、サービス案内、問い合わせ導線を絞って公開する 最低限の企画整理、定型を活用したデザイン・実装、素材支給、基本フォーム、初期設定 取材・撮影、原稿作成、個別デザイン、機能追加、修正超過 標準80万〜150万円 比較検討に必要な会社・サービス情報を整える 会社紹介、サービスの説明、問い合わせ導線、必要に応じた更新領域を持たせる 企画・設計、デザイン・実装、原稿・写真の整理・一部制作、CMS・フォーム、公開設定 素材制作の深さ、CMSの更新範囲、個別フォーム、追加ページ、修正条件 拡張150万〜300万円 集客・採用の土台も初回公開で作る コンテンツ、複数の導線、個別設計、必要な更新機能まで含める 設計・進行管理、個別デザイン・実装、取材・撮影・原稿、CMS・フォーム、初期設定、公開前確認 高度な連携、会員・EC機能、大規模な追加要件、公開後の運用費 費目の呼び方は、各社の見積書でそろいません。どの予算帯でも、企画・設計、デザイン・実装、素材、機能、初期設定のうち、公開に必要な作業がどこまで入っているかを対応させて見ます。 最小30万〜80万円は情報を絞って公開する前提 最小の予算帯は、会社概要、提供内容、連絡方法など、初回公開に欠かせない情報へ絞る場合のイメージです。使える原稿や写真がすでにあり、掲載内容を社内で決められるほど、制作側の作業を抑えられます。 この段階で優先したいのは、見栄えを過度に作り込むことではなく、誰が何を提供し、どこへ相談できるのかが迷わず伝わる状態を先に整えることです。会社情報が不足したまま急いで公開すると、後からページや導線を作り直すことになります。 取材撮影、原稿作成、独自性の高いデザイン、複雑なフォームを望むなら、最小の前提から外れる可能性があります。予算上限だけでなく、「初回公開では何を保留するか」も見積もり条件に残しましょう。 標準80万〜150万円は会社の比較材料を整える前提 標準の予算帯は、初めて訪れた人が会社やサービスを理解し、比較できる状態を目指す場合のイメージです。基本情報だけで終わらせず、提供内容、選ばれる理由、問い合わせの入口を整理し、必要に応じてお知らせなどの更新領域も用意します。 判断の中心になるのは、企画・設計、デザイン・実装に加え、原稿や写真の整理、CMSやフォーム、公開時の設定をどこまで含めるかです。スマホで内容を読み、問い合わせまで進める導線は、標準の範囲で外しにくい要素です。 原稿をすべて制作会社が作るのか、写真を撮影するのか、更新機能の使い方をどこまで整えるのかによって、同じ「標準プラン」でも中身は変わります。名称で比べず、含まれる作業を確認してください。 拡張150万〜300万円は集客・採用の土台を作る前提 拡張の予算帯は、初回公開から集客や採用に必要なコンテンツまで用意したい場合のイメージです。サービス説明を厚くする、社員・事例・仕事の進め方を伝える、問い合わせや応募へ向けた複数の導線を設計するといった範囲が想定されます。 取材、撮影、ライティング、個別デザイン、更新機能の設定などが重なりやすいため、初回公開で必要な成果をどこまでにするかを先に決めます。機能の数を増やすこと自体は目的になりません。 会員機能、EC機能、外部システムとの連携は、事業に必要なら検討する価値があります。一方で、利用方法や公開後の担当が決まらない機能まで先に入れると、予算だけが膨らみます。必要な導線と運用できる範囲を選びます。 見積書で先に分ける初期制作の費目 見積書を受け取ったら、総額を見る前に「どの作業へ支払う金額か」を分けます。項目名は制作会社ごとに違っても、作業内容に置き換えれば比較の軸をそろえられます。 「制作一式」とだけ書かれた見積もりでは、金額の高低より、何が含まれ何が別途になるのかを確認してください。費目と作業範囲を対応させることが、比較の出発点になります。 費目 主な作業 見積もりで確認する境界 企画・設計 目的整理、掲載内容、ページ構成、導線、進行管理 作成する資料・構成案と、確認を担う人 デザイン・実装 画面デザイン、HTML等の実装、スマホ表示の調整 テンプレート活用か個別設計か、ページ別の調整範囲 原稿・写真 原稿整理、ライティング、取材、撮影、画像加工 支給と制作の分担、素材の点数、確認・修正の条件 CMS・フォーム お知らせ更新、問い合わせ、資料請求などの機能設定 標準機能の範囲、フォーム項目、更新できる人・権限 初期設定 ドメイン、サーバー、メール、SSL等の公開環境の設定 契約・取得・設定のどこを担当するか 公開前確認 表示確認、テスト、修正反映、公開作業 確認対象、修正回数、公開を判断する担当者 上表の項目が、必ず別々に請求されるとは限りません。デザイン・実装にスマホ対応が含まれる場合もあれば、初期設定を別費目にする場合もあります。見積書の名称を合わせるより、公開に必要な作業が抜けていないかを確かめましょう。 企画・設計は完成物に見えにくいが範囲を左右する 企画・設計では、誰へ何を伝え、どのページから問い合わせへ進んでもらうかを決めます。画面のように目に見える成果物ではないため、費用を抑える際に外したくなるかもしれません。 掲載内容やページ構成が固まらないままデザインに進むと、原稿の追加、ページの差し替え、導線の変更が起こりやすくなります。必要なのは大がかりな資料ではなく、初回公開の目的と優先情報を決めることです。 見積もりでは、ヒアリングだけなのか、ページ構成や原稿整理まで含むのか、確認できる成果物は何かを聞くと、作業範囲を把握できます。 デザイン・実装はテンプレートの使い方とページ構成を確認する デザイン・実装の費用は、見た目の好みだけでは決まりません。既存の型をどこまで使うか、各ページを共通レイアウトで組むか、個別に設計するかによって必要な作業が変わります。 スマホ対応も、「対応あり」で確認を終えないでください。基本的な表示調整が含まれるのか、画面ごとの個別調整やフォームなどの機能確認まで行うのかを聞きます。対応の有無ではなく、対応する範囲を比べると、価格差の理由を判断できます。 追加費用は条件未確定の部分で生まれやすい 追加費用は、特別な機能を頼んだ場合に限りません。誰が何を準備するのか、どこまでを完成とするのかが曖昧なままだと、制作途中で作業範囲が広がります。 依頼前にすべてを決め切る必要はありません。ただし、未定の項目は未定のまま共有し、追加費用になる条件を先に確認します。 項目 追加になりやすい条件 依頼前に確認すること 原稿 支給予定の文章を新たに作る、取材から依頼する 用意する人、必要なページ、確認・修正の担当 写真 撮影、画像加工、素材選定を依頼する 撮影の有無、必要な写真、支給期限、利用できる素材 スマホ対応の範囲 基本表示を超える画面別調整、複雑な機能との組み合わせが必要になる 基本料金に含む表示対応、確認する端末・画面、個別調整の扱い CMS・フォーム 標準の更新・問い合わせ機能を超え、項目追加や個別設定が必要になる 更新内容、フォーム項目、送信先、権限、外部連携の有無 修正・仕様変更 確認回数を超える変更、承認後の方針変更が起きる 修正回数、事実修正と方針変更の扱い、変更時の見積方法 ドメイン・サーバー設定 取得、契約、メール設定、移管などを依頼する 既存契約の有無、契約する人、公開までに必要な設定 公開前確認 テスト範囲や公開判断を担う人が決まっていない 確認対象、承認者、公開日の決め方、差し戻し時の扱い 表の項目が必ず追加料金になるとは限りません。すでに基本料金に含まれる場合もあるため、依頼先ごとの範囲を確認します。見積書にない作業を後から見つけるのではなく、含まれる・含まれない・未定を分けておくことを見積条件に残します。 原稿と写真は支給か制作依頼かを先に決める 原稿と写真は、費用だけでなく制作の進み方も左右します。社内で用意するなら、素材を集める担当者と内容を確認する人を決めます。制作会社へ任せるなら、取材、撮影、ライティングのどこまでが対象かを確かめます。 「写真はある」「文章は社内で出せる」と考えていても、公開に必要な量や内容が足りないことがあります。サービスの説明、代表者のコメント、事例、スタッフ写真などをページごとに並べると、準備状況を把握できます。 素材を社内で支給すれば、制作費を抑えられる場合があります。その反面、支給が遅れると公開も遅れます。費用の分担と素材の提出期限は、セットで決める必要があります。 CMSとフォームは機能名ではなく使い方まで確認する CMSやフォームは、「付いているか」だけでは使い勝手を判断できません。公開後に誰が何を更新し、どの情報を受け取るのかまで具体化します。 更新する人と範囲 お知らせだけを社内で更新するのか、サービスページも更新するのかで、必要なCMS設定や操作説明の範囲は変わります。先に更新したい内容を伝えると、不要な機能を増やさずに済みます。 フォームの項目と送信先 問い合わせ、資料請求、予約など、フォームの目的によって必要な入力項目と通知先は異なります。公開後に変更する可能性も含めて確認しましょう。 個別の連携・権限 外部サービスとの連携、複数担当者への通知、利用者ごとの権限設定は、標準範囲を超える場合があります。必要なときだけ、使い方と合わせて相談します。 修正回数と途中変更は見積条件として残す 修正には、誤字や事実誤認を直す修正と、デザインの好みや掲載方針を変える修正があります。両方を同じ扱いにすると、依頼側も制作側も判断が難しくなります。 構成、原稿、デザイン、公開前のどの段階で確認するのかを確かめましょう。そのうえで、各段階で何回まで確認できるのか、承認後の変更をどう扱うのかを見積条件に残します。 変更を最初からゼロにする必要はありません。変更時に費用と公開時期へどのような影響が出るかを共有しておくと、想定外の追加を防げます。 見積もりは同じ条件の公開予算表にそろえる 複数社から見積もりを取ると、金額に大きな差が出ることがあります。「高い会社」「安い会社」と並べるだけでは、どの提案が自社の初回公開に合うかを判断できません。 比較の土台になるのが、発注側で作る公開予算表です。細かな仕様書ではなく、初回公開に必要なことと、保留できることを一枚に整理した表を用意します。 初回公開の目的を一文にする ページ構成と素材の分担を書く 必要な機能と初期設定を記す 除外する項目と追加条件を書き出す 同じ表を添えて各社へ見積もりを依頼する 目的を表す一文は、「会社情報を見た人が相談できるサイトにする」「サービスを比較した人が問い合わせできる状態にする」といった形です。目的が定まると、残すべきページや機能を選べます。 すべてを完璧に決めようとせず、未定の項目も明記します。たとえば写真撮影が未定なら、「撮影の有無で別途確認」と書いておきます。条件を隠して比較するより、未定を共有したうえで各社の考え方を聞くほうが、見積もりの差を読み解けます。 公開予算表へ入れる比較項目 公開予算表には、制作会社ごとの提案を同じ軸で並べるための項目を入れます。金額欄だけではなく、範囲と条件を書ける形にしてください。 比較項目 自社で決める内容 制作会社へ確認する内容 ページ構成 初回公開に必要なページ、後から追加してよいページ 各ページの制作対象、共通レイアウトの範囲 デザイン方針 テンプレート活用か、個別設計を重視するか デザイン案、個別調整、スマホ表示の対応範囲 原稿・写真 支給できる素材、不足している素材、担当者 ライティング・取材・撮影の範囲、提出期限 CMS・フォーム 更新したい内容、問い合わせで受け取りたい情報 標準機能、フォーム項目、権限、個別設定の条件 初期設定 既存のドメイン・サーバー契約、メール利用の状況 取得・契約・設定の担当、公開に必要な対応 テスト・公開 社内の確認担当、公開希望時期 表示確認の範囲、公開作業、差し戻し時の進め方 修正条件 承認に関わる人、社内確認の流れ 確認回数、仕様変更の扱い、追加見積もりの方法 除外項目 初回公開で保留する機能・ページ 見積もりに含まれない作業、公開後費用との境界 この表は、制作会社を縛るものではなく、提案ごとに足りない条件を見つけるためのものです。たとえば、A社には撮影が含まれ、B社は素材支給が前提だと分かれば、総額の違いを正しく読めます。 金額差が出たら安さより先に聞くこと 金額差が大きいときは、値引き交渉より先に作業範囲の差を確認します。次の4点を聞くと、比較の土台をそろえられます。 含まれない作業 見積書の外にある作業を確認します。原稿、写真、フォーム、初期設定、公開前確認のどれが別途かを聞けば、一式価格の抜けを見つけられます。 自社支給が前提の素材 原稿や写真を何ページ分、いつまでに用意する想定かを確認します。支給できない素材があるなら、制作依頼に切り替えた場合の扱いも聞きましょう。 追加になる条件 ページ追加、フォーム項目の変更、デザイン変更、修正回数の超過など、どの変更で追加見積もりになるかを確認します。曖昧なまま進めないようにします。 公開後費用との境界 初期制作費に含まれる公開作業と、公開後の保守・更新費を分けて聞きます。初回公開の比較と月額費用の比較を混ぜないようにしてください。 低い見積もりが不適切とは限りません。素材を社内で支給し、必要なページと機能を絞れば、費用を抑えられる場合があります。反対に、初回公開に必要な設計や素材制作まで含まれるなら、金額が高くても目的に合うことがあります。 比較の結論は、総額の順位ではなく、「この見積もりで、予定した公開状態を実現できるか」で決めましょう。 費用を抑えるなら優先順位を先に決める 費用を抑えるなら、作業を一律に減らすのではなく、初回公開で必要なものと後から追加できるものを分けます。そうすることで、予算と目的を両立させます。 新規サイトでは、何を入れるかより「公開時に何ができればよいか」を先に決めます。削減の基準は安さではなく、公開目的を果たせるかです。 検討対象 先に抑えやすい条件 削りにくい条件 ページ数 初回公開に不要な詳細ページを保留する 会社・サービス・相談先を理解するための基本情報 デザインの作り方 共通レイアウトや既存の型を活用する 読みやすさ、事業内容に合う情報の優先順位 素材の分担 使用できる写真・原稿を整理して支給する 正確なサービス情報、掲載許可、素材確認の体制 機能 初回公開に使わない機能を後回しにする 問い合わせなど、目的に必要な導線 企画・導線 余分な打ち合わせやページを減らす 掲載内容、ページ構成、相談先を決める作業 公開前確認 確認対象を整理して効率化する 表示・内容の確認、公開判断をする担当者 削りにくい項目は、必ず費用をかけるべきという意味ではなく、社内で対応できる場合もあります。ただ、担当も判断基準もないまま省くと、公開後の修正や追加が増えます。 後から足せるものと最初に固めるものを分ける 初回公開後に追加しやすいのは、詳細な事例ページ、コンテンツの拡充、利用予定が固まっていない機能などです。事業の状況に合わせて増やせるものは、予算に余裕がない段階で無理に入れる必要はありません。 一方、公開の目的、基本的な会社・サービス情報、問い合わせまでの導線、情報の正確性は、後から直すほど影響が大きくなります。ページ数や装飾の多さとは別に、最初に固めておきたい領域です。 迷ったときは、「この要素がなくても、初めてサイトを見る人は会社の提供内容を理解し、相談先を見つけられるか」と考えてください。判断が難しい要素は、単なる追加機能ではなく、公開目的に関わる要件かもしれません。 制作会社へ依頼する前に整理すること 発注側がすべての仕様を決め切らなくても、目的、優先順位、素材の状況、判断する人を共有できれば、制作会社は必要な範囲を提案できます。 相談前には、次の5点を短く整理しておけば十分です。 公開目的 初回公開で何を伝え、読者にどの行動をしてほしいかを一文で書きます。 優先する情報 会社概要、サービス、採用、事例など、初回公開で外せない情報を選びます。 素材の状況 原稿、写真、ロゴ、既存資料のうち、支給できるものと不足しているものを分けます。 社内の確認担当 内容の正しさ、表現、公開可否を誰が確認するかを決めます。 予算上限と保留できる要件 初回公開に使える予算と、後から追加してもよいページ・機能を整理します。 目的は完璧な発注書を作ることではなく、未定のものは未定と書いておき、相談時に条件を確認するための材料を用意することです。 相談時には公開条件を共有する 制作会社へ相談するときは、予算だけを伝えるより、公開予算表を見せながら「初回公開に含めたい範囲」と「保留できる要件」を共有してください。提案の前提がそろい、見積もりの違いを読み取りやすくなります。 希望予算で実現できる範囲だけでなく、含まれない作業、追加費用になる条件、素材提出や社内確認が必要な時期、公開前の確認方法も聞きます。 見積もりを受け取った後は、総額だけで順番を付けず、公開予算表へ各社の条件を書き戻してください。同じ公開状態を実現できる見積もりかを確認してから、依頼先を選べます。 まとめ|ホームページ制作費用を同条件で比較する ホームページ制作の初期費用は、相場の数字だけでは決まりません。初回公開に必要なページ、素材、機能、初期設定、確認作業をそろえ、見積もりから外れる項目まで確認して初めて、条件を比較できます。 次に行うことは、3つです。 自社が最小・標準・拡張のどの公開状態を目指すか決める 素材、機能、修正条件、公開対応を公開予算表へ書き出す 同じ表を添えて複数社へ見積もりを依頼し、総額ではなく範囲を比べる 公開後の保守・更新費は初期費用と別枠にし、追加費用になる条件も先に確認しましょう。必要な公開状態を同じ条件で比べることが、予算に合う制作会社を選ぶための基準になります。 当社では、事業の目的や必要な公開範囲を踏まえ、オーダーメイドのホームページ制作をご提案します。公開までの条件を整理したうえで、資料請求・お問い合わせをご利用ください。 公開予算の整理 制作範囲を相談 企画から公開まで、必要な内容を一緒に整理します。 資料を先に確認制作資料を請求条件を相談問い合わせる  

    2022.07.19

    • ホームページ制作

    ホームページの色の選び方|配色の基本と自社らしい決め方

    ホームページを新設・リニューアルする際、「自社らしい色が定まらない」「ロゴの色をそのまま広げてよいのか」「問い合わせボタンだけが浮いて見える」と迷うことは珍しくありません。 配色は、好みの色を選ぶだけの作業ではありません。会社やサービスの印象を伝えながら、訪問者が必要な情報と次の行動を見つけられるようにする設計です。 ベース・メイン・アクセントカラーの役割 色を決める順番とコーポレートカラーの扱い 色ごとに与えやすい印象と注意点 CTAや本文を読みやすくする確認方法 配色案は、目的と届けたい相手を言葉にしてから役割別に組み立て、最後に実際の画面で検証します。この順序なら、感覚だけの話し合いに終わらず、採用する理由を共有できます。 ルビコンでは、事業の目的やターゲットを整理し、オーダーメイドのデザインとサイト内導線を設計します。配色の方向性からホームページ制作を検討したい方は、資料請求またはお問い合わせをご利用ください。 配色の相談前に 自社らしい設計 目的とターゲットに合うホームページづくりを支援します。 資料で確認資料を請求相談から開始お問い合わせ ホームページの色は「印象」と「読みやすさ」を両立して選ぶ ホームページの色は、見栄えを整える飾りではありません。サービスらしさを伝え、見出し・本文・問い合わせ先の優先順位を追いやすくする情報設計の一部です。 出発点は、誰に、どんな印象を残したいかです。比較検討中の企業担当者に落ち着いて読んでもらいたいのか、採用候補者に親しみを持ってもらいたいのかで、色を置く場所も強さも変わります。 目的を言語化したら、背景を支える色、ブランドを示す色、行動を促す色へ役割を分けます。そのうえで文字やボタンが画面上で読めるかを確かめてください。配色だけで問い合わせや売上が決まるわけではありませんが、伝えたい内容を受け取れる状態をつくる土台になります。 配色はベース・メイン・アクセントの役割から整理する 色を先に増やすと、どこへ視線を集めたいサイトなのかがぼやけます。背景、ブランド、行動という役目に分けて考えると、色の選択に優先順位をつけられます。 軸にする色は3色ほどで十分です。必要に応じて同じ色相の濃淡やグレーを補い、各色に使いどころを与えます。色数を厳密に抑えることより、どの色が何を担当するのかを説明できることを優先しましょう。 ベース・メイン・アクセントカラーの役割 色の役割 主な使用箇所 選ぶ際の考え方 ベースカラー 背景、余白、本文の土台 コンテンツやメインカラーを邪魔せず、文字を読みやすくする色を選ぶ メインカラー ヘッダー、見出し、ナビゲーション、主要な装飾 ロゴや会社らしさとつながり、サイト全体で繰り返しても違和感がない色を選ぶ アクセントカラー 問い合わせ、資料請求、重要な案内 特に見つけてほしい行動へ限定して使い、ほかの要素と競合させない ベースカラーには白や淡いグレーのような無彩色が使われることが多く、メインカラーを引き立てやすい傾向があります。ただし、白を選べば必ず読みやすいわけではありません。本文の文字色や写真の上に置く文字との関係まで見て決める必要があります。 メインカラーは、会社を思い出してもらうきっかけになる色です。ロゴに使われている色をそのまま使う方法のほか、同じ色相の濃淡を用意して、見出し・罫線・ボタンなどで使い分ける方法もあります。 アクセントカラーは、使う場所を絞るほど機能します。強い色のボタンが画面内に並ぶと、訪問者は何を優先すればよいか判断しにくくなります。目立つ色は、訪問者に取ってほしい行動のために取っておくと、導線の優先順位が伝わります。 70:25:5は配色の主従を整える目安 配色の目安として、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%という「70:25:5」がよく使われます。背景が大きな面積を占め、次にブランドを伝える色、最後に強調色を置くという主従を整理する考え方です。 この数字を画面ごとに正確に数える必要はありません。写真が大きいサイトや、商品画像を多く見せるサイトでは、色の面積は変わります。比率を守ることよりも、背景・主役・強調の順が画面で分かるかを確かめるほうが実務的です。 たとえば、問い合わせボタンに使う色が見出しやアイコンにも多用されているなら、アクセントとしての役割が薄れているかもしれません。反対に、背景まで強い色にすると、本文やボタンが埋もれることがあります。配色案を見たときに「最初にどこへ目が行くか」を確認すると、調整の手掛かりになります。 3色を画面で使い分ける一般化例 コーポレートサイトの最初の画面では、色名から考えるより、画面要素へ役目を割り当てるほうが判断しやすくなります。 背景と余白 ベースカラーを広く使い、サービス説明や写真を見やすく置ける余地をつくります。 ブランドを示す反復要素 ロゴと同じ色系、またはその濃淡をメインカラーとして、見出しやナビゲーションへ繰り返します。 問い合わせなどの行動 資料請求や問い合わせのように、読者に見つけてほしい行動へアクセントカラーを割り当てます。 本文文字 本文はブランドカラーで統一しようとせず、背景とのコントラストを確保できる文字色を選びます。 役割から考えると、「青を使うか、緑を使うか」という迷いを、「背景はどの程度控えめにするか」「どこに会社らしさを出すか」「どの行動を強調するか」という画面上の判断へ置き換えられます。 ホームページの色を決める順番 色見本から見始めると、候補だけが増えて決め手を失いがちです。事業の目的と読者像を先に整理し、メイン、ベース、アクセントの順で決めていくと、配色の理由を社内や制作会社へ伝えやすくなります。 進め方は次のとおりです。 サイトの目的と届けたい相手を整理する ロゴやコーポレートカラーなど、すでにある色を確認する メインカラーを決める ベースカラーを決める アクセントカラーを使う行動を決める 実際の画面で見やすさを確認する 初回の案で色を固定する必要はありません。方向性を決めてから画面に置き、見え方を基に調整する前提で進めると、好みだけの議論から離れられます。 目的と届けたい相手を言葉にする 色を選ぶ前に、次の3点を書き出します。 サイトの目的 問い合わせを増やしたいのか、サービス内容を理解してもらいたいのか、採用候補者へ雰囲気を伝えたいのかを決めます。目的によって、強調すべき情報やボタンの位置が変わります。 主な読者 既存顧客、比較検討中の企業担当者、求職者など、誰が最初に見るのかを想定します。年齢や性別だけで決めるより、どの場面で何を確かめたい人かを考えるほうが配色に使いやすくなります。 優先したい印象 「信頼感」「親しみやすさ」「上質さ」「活気」など、伝えたい印象を1〜2語に絞ります。言葉が多すぎると、配色の方向もぶれやすくなります。 たとえば、比較される法人向けサービスなら、情報を落ち着いて読めることと、相談先を見つけやすいことを優先します。一方、地域のイベントや新商品の案内では、明るさや楽しさを強める選択も考えられます。業種の定番色ではなく、読者に何を感じ取ってほしいかから出発しましょう。 ロゴやコーポレートカラーを起点にする すでにロゴ、看板、名刺、パンフレットなどで使っている色があれば、メインカラーの有力な候補になります。同じ色を繰り返すことで、ホームページとほかの接点に一貫性を持たせやすくなるためです。 ただし、ロゴの色をそのまま本文文字や背景へ広く使うと、読みづらくなる場合があります。そのときは、色相を保ったまま明るさを変えた色、または補助的なニュートラルカラーを用意します。たとえば鮮やかなブランドカラーは見出しやアイコンに使い、本文は濃いグレーにする、といった分担です。 コーポレートカラーがない場合は、無理に「企業を象徴する一色」を決める必要はありません。先に整理した目的・読者・印象を基に、次のメインカラー候補を比較します。 メインカラーを決める メインカラーは、ヘッダー、見出し、ナビゲーション、区切り線など、サイト全体で繰り返す色です。使うたびに強く主張させるというより、サイトを通して同じ会社の情報だと感じられる軸にします。 候補が複数ある場合は、画面全体をその色で塗る必要はありません。まずは1色系を軸に決め、明るい色・暗い色を必要な範囲で加えます。似た色を増やしすぎると区別がつきにくくなるため、どの濃淡を見出しに使い、どの濃淡を背景に使うかまで仮決めしておくと安心です。 ベースカラーで情報を読みやすくする ベースカラーは、背景や余白を占める面積が大きい色です。メインカラーを引き立てるだけでなく、サービス説明、表、写真、ボタンを読みやすく置くための土台になります。 白や淡いグレーは候補にしやすい色ですが、写真を多く使う場合は、白一色よりもごく淡いブランドカラーを加えたほうが、全体の印象がまとまることもあります。反対に、ベースカラーの色味が強すぎると、内容より背景が先に目立ちます。 選んだベースカラーの上に、本文文字、見出し、ボタン、表の罫線を実際に並べてください。読みやすさを支えられるかが、ベースカラーを採用する判断になります。 アクセントカラーは行動してほしい箇所へ絞る アクセントカラーを選ぶ前に、読者に見つけてほしい行動を決めます。多くのコーポレートサイトでは、問い合わせ、資料請求、予約、見積もりなどが候補になります。 強調したい行動が複数ある場合も、同じ強さのアクセントをすべてに使うとは限りません。たとえば、主要な問い合わせだけを強調し、補助的な案内はメインカラーや枠線で整える方法があります。 この段階では、アクセントカラーを使う対象を決めることが中心です。色そのものが周囲と十分に見分けられるか、使いすぎていないかは、文字とボタンの見やすさを確認する段階で最終判断します。 色ごとの印象は候補出しに使い、固定観念にしない 色には、見た人が受け取りやすい印象があります。そのため「信頼感を出したい」「親しみを持ってほしい」といった目的から、最初の候補を出すときには役立ちます。 ただし、青なら必ず信頼される、赤なら必ず行動を促せる、というものではありません。同じ青でも明るさや鮮やかさが変われば印象は変わり、写真・文字・余白との組み合わせ、読者の文化的な背景によっても受け止め方は異なります。色のイメージは正解ではなく、配色案を比較するための手掛かりとして使いましょう。 色別イメージの早見表 色系統 与えやすい印象 使うときに確かめたいこと 赤 活動的、力強い、注意を引く 広い面積に使うと刺激が強くならないか オレンジ・黄 明るい、親しみやすい、軽快 文字が背景に埋もれず読めるか 緑 自然、穏やかさ、健やかさ 鮮やかすぎて幼い印象にならないか 青 誠実、清潔、冷静 暗すぎて冷たく見えないか 紫・ピンク 上質、やわらかさ、華やかさ 自社が伝えたい雰囲気とずれていないか 黒・白・グレー 洗練、清潔、中立、落ち着き コントラスト不足で情報が弱くならないか この表は、業種ごとに色を決めるための一覧ではありません。たとえば、青系は明るい水色なら軽やかに、深いネイビーなら落ち着いて見えます。緑系も、黄みが強いか青みが強いかで、親しみやすさや知的な印象が変わります。 同じ色でも明度・彩度・組み合わせで印象は変わる 色の見え方を調整するときは、色相だけでなく明度と彩度を見ます。明度は明るさ、彩度は鮮やかさの度合いです。 たとえば、明るい青は軽快で開放的に見えやすく、深い青は落ち着いた印象になりやすい傾向があります。鮮やかな赤は強い注意を引きますが、少しくすませると、刺激を抑えながら温かみを残せます。 候補は色のチップだけで決めず、ロゴ、写真、見出し、本文、ボタンを同じ画面に置いて比べます。そこで自社らしさと読みやすさが両立しているかを見極めます。 文字とボタンの見やすさで配色を最終確認する きれいに見える配色でも、本文やボタンを読めなければホームページとして機能しません。問い合わせや資料請求の導線では、押すべきボタンとその内容をすぐに理解できる状態が求められます。 最終確認では、CTAを目立たせる考え方と、文字・背景・状態表示のコントラストを分けて見ます。色を目立たせることと、読者が迷わず使えることは別の確認項目です。 CTAは周囲との差で目立たせる 問い合わせボタンに「赤がよい」「オレンジがよい」といった一律の正解はありません。大切なのは、周囲の背景やほかのボタンと見分けられ、サイト内で特別な行動だと伝わることです。 強調する行動を絞る 問い合わせ、資料請求、予約などのうち、最も優先する行動を決めます。すべてのボタンを同じ強い色にすると、優先順位が伝わりにくくなります。 周囲と見分けられる色にする メインカラーと近い色を使う場合も、明るさや濃さに差を付け、背景の上で埋もれないかを確認します。目立たせるために色を増やすより、アクセントを使う場所を限定するほうが効果的です。 ボタンの文言も具体化する 色だけで「次にすること」を伝えず、「お問い合わせ」「資料を請求する」のように行動が分かる言葉を置きます。配置、余白、ボタンの大きさも、色と同時に確認します。 文字・背景・状態表示を確認する 可読性を確認するときは、文字色だけでなく背景色もセットで見ます。通常の文字と背景については、コントラスト比4.5:1以上が一つの基準です。ボタンの輪郭やアイコンなど、非テキストのUI要素と隣接する色は、3:1以上を目安に確認します。 確認する場所 目安 見落としやすい点 本文文字 背景とのコントラスト比を4.5:1以上にする 薄いグレー文字、写真の上の文字、淡い背景 ボタン・アイコン 隣接色とのコントラスト比を3:1以上にする 輪郭が背景に溶けるボタン、細いアイコン 状態表示 色以外の手掛かりも添える 赤と緑だけでエラー・完了・必須を区別する表示 ブランドカラーが明るく、白背景の本文文字として読みにくい場合は、同じ色相で濃い色を用意する方法があります。ロゴの色とすべての文字色を一致させる必要はありません。 エラー・必須・完了のような状態も、色だけで示さないようにします。「必須」の文字、チェックアイコン、エラーメッセージを併用すれば、色の見え方に差がある訪問者にも内容を伝えやすくなります。 配色ツールとチェックリストで決定を仕上げる 配色ツールは、候補をつくったり組み合わせを比べたりする際に便利です。ただし、ツールが示す案をそのまま採用せず、自社のロゴ・写真・文章・ボタンを置いた画面で確かめます。 Adobe Colorのようなツールは、配色を決める作業を次のように補助します。 配色候補を作る 1色を起点に似た色や対照的な色を試し、メイン・ベース・アクセントの候補を比較します。最初から多くの色を選ばず、役割ごとに候補を絞るために使います。 コントラストを確認する 文字色と背景色、ボタンと周囲の色を比べ、見えにくい組み合わせを早めに除きます。ツール上の数値だけで終わらせず、実際の文字サイズでも見ます。 色覚シミュレーションで確かめる 色の組み合わせによっては、区別しにくく見えることがあります。色だけで情報を伝えていないか、状態表示やグラフの区別ができるかを確認します。 候補が決まったら、実際のホームページに近い画面へ置き、スマートフォンでも見ます。パソコンでは問題なく見えても、画面が小さくなるとボタンや淡い文字が見つけにくくなる場合があるためです。 公開前に確認したい配色チェックリスト 確認項目 できている状態 優先したい印象 「信頼感」「親しみやすさ」など、伝えたい印象を言葉にできる メインカラーの根拠 ロゴ、事業の目的、読者像のいずれかと結び付けて説明できる ベースカラーの可読性 本文、表、写真の上の文字が背景に埋もれていない アクセントの使用箇所 問い合わせなど、特に見つけてほしい行動へ絞れている 色以外の状態表示 必須・エラー・完了を文字やアイコンでも区別できる 実画面での確認 スマートフォンを含む画面で、文字とボタンを見直している この表を埋められれば、制作会社へも「青系にしたい」とだけ伝えるより具体的になります。たとえば「比較検討中の企業担当者に落ち着いた印象を伝えたいので、深い青をメインにし、問い合わせだけを別のアクセントで目立たせたい」と共有できます。 まとめ|ホームページの色は目的から配色方針を決める ホームページの色は、流行や好みだけで決めるより、目的・読者・既存のブランド資産から考えるほうが、自社らしさと読みやすさをそろえやすくなります。ベース・メイン・アクセントに役割を分け、70:25:5は画面の主従を確認する目安として扱いましょう。 次に行うことは3つです。まず、サイトで優先したい印象を1〜2語に絞ります。次に、ロゴを含めてメイン・ベース・アクセントの候補を置きます。最後に、本文文字、問い合わせボタン、状態表示を実画面で確認してください。 色別のイメージは候補を出す手掛かりであり、正解を決めるものではありません。目的、ターゲット、手元のロゴや資料を整理したうえで、制作会社へ配色方針として相談すると、必要な判断を進めやすくなります。 ルビコンは、初回打ち合わせからディレクターが対応し、企画から公開後の運用・改善までを支援します。配色を含めて自社の魅力が伝わるホームページに整えたい場合は、ご相談ください。 配色方針を形に ホームページ制作相談 事業の魅力と読者に伝わる情報を整理して設計します。 内容を確認資料を請求相談から開始お問い合わせ  

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