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「ホームページのデザイン」失敗しないイメージの伝え方
更新日:2024.6.14
公開日:2023.11.06
- ホームページ制作
- 「デザインのイメージ」どう伝えればいい?
- デザインを決めるときに必要を情報を知りたい
- 自社にぴったりのデザインでホームページを作りたい!
ホームページを作るとき、制作会社にどんなデザインがいいか伝える必要がありますが、イメージを伝えるのは難しいものです。
「オシャレに」「柔らかい雰囲気」など言葉だけで伝えると、間違いなくギャップが生じます。
例えばこんな風に…
イメージが致命的にズレていますが、どちらかが間違っているわけではありません。
「オシャレ」という言葉に対するイメージがそれぞれ違うのです。このズレが生じたまま制作を進めると、イメージとまったく違うデザインができてしまいます。
デザインイメージの正しい伝え方
思い描いたデザインを作ってもらうには、制作会社とイメージを細かく共有する必要があります。
ここでデザインイメージをうまく共有する方法を紹介するので、参考にしてみてください。
目的とターゲットを伝える
ホームページには認知度アップや販売などの目的、ターゲットとなるユーザーが必ず存在します。
同じサービスであっても「情報を分かりやすく伝える」のか「購入してもらいたい」では、記載する情報、画像の配置、サイト全体の構成が変わります。ターゲットが女性であっても、年代によって好まれるデザインも違います。
デザインイメージを正しく伝えるためにも、下の3つは必ず共有してください。
●なにが目的なのか
●どんなユーザーに向けて届けるか
ここが依頼側と制作側の間でズレていると、デザイン以前に構成から間違ったものになりかねないので注意してください。
企画を詳しく伝える
制作依頼に至るまでの自社や他社分析、ターゲット分析、ホームページを作る意図・目的など、まとまった企画があれば制作会社と共有してください。
とくにカスタマージャーニーは、ターゲットに向けた企画をデザインに落とし込む大きなヒントになります。
顧客が製品・サービスと出会い、そこから購入・契約まで至る一道筋のこと。
オンリーワンのサービスでないかぎり、同じような訴求をするホームページが存在します。その中に埋もれず、興味を引くデザインを作るためには、できるだけ詳しいペルソナも伝えておくといいでしょう。
言葉はできるだけ具体的に
「オシャレな感じ」といっても、人によって受け取り方は必ず変わります。抽象的な言葉で伝えるのではなく、できるだけ具体的なイメージを伝えましょう。
たとえば「清潔感を感じるブルーをベースにしたデザイン」「モノトーンでシンプルにまとめ、写真で魅力を伝えるデザイン」「明朝体を基調に美しくスッキリしたデザイン」などです。
さらに参考デザインをいくつか用意しておくと、イメージの共有がよりスムーズになります。
参考デザインを共有する
競合他社サイトやギャラリーサイトには、デザインの参考になるサイトはたくさんあります。
その中からイメージに近いものを探して共有し、選んだ理由を伝えましょう。
参考にしてほしい部分も伝える
参考デザインを共有するとき、「参考にしてほしい部分」を伝えるとイメージするデザインに近づきます。
配色なのか、フォントなのか、雰囲気なのか、動きなのか、どんなことでも細かく言語化することがポイントです。
参考にしてほしくない部分も伝える
参考にしてほしくない部分がある場合も具体的に伝えることも必要です。
「配色や全体的な雰囲気は好きだけど、ここのレイアウトが好きじゃない」と思っていても、言葉にしなければ伝わりません。
好きな部分を伝えることに夢中になり、参考にしてほしくない部分を伝え忘れないよう注意しましょう。
参考デザインの探し方
参考デザインを探すオススメの方法は下の2つです。
●ギャラリーサイトで探す
デザインだけでなく、どんな機能やコンテンツがあるかも参考にしたいところです。
競合他社をリサーチ
1つ目は競合他社のサイトを参考にする方法です。
Webサイトはターゲットとなるユーザーがいて、自社を知ってもらったり、なにかしら行動してもらうために作るものです。そのために参考になるのが、ターゲットが重なることが多い競合他社のサイトです。
競合がどんなWebサイトを持ち、どんなデザインで表現しているか、どんなコンテンツで訴求しているかをしっかりリサーチしていきましょう。
ギャラリーサイトで探す
2つ目はたくさんのWebデザインを集めたギャラリーサイトから探す方法です。
「サイト集」「サイトデザイン」と検索してみてください。デザイン性が高いサイトを集めたギャラリーサイトがいくつもヒットします。
業種、テイスト、カラーなどで検索できるギャラリーサイトもあるので、自分が使いやすいものを探してください。
イメージが固まっていないなら一覧画面の流し見がオススメです。見ていくうちに、必ず「あ、これいい感じ」というサイトが見つかります。
ギャラリーサイトによって掲載しているサイトも違うため、いくつか見て回ってよりイメージと合致したサイトを探しましょう。
おすすめギャラリーサイト
81-web.com | 日本製の優れたデザインを集めたギャラリー
国内サイトをピックアップしたギャラリーサイトです。
こちらもソート機能が充実しているのが嬉しいです。日本人の感性に響くサイトをたくさん見つけられます。
I/O 3000 | 国内外のオシャレなサイトが集う
デザインを探すなら鉄板ともいえるギャラリーサイトです。
国内外のサイトが集められており、ほかのギャラリーサイトでは見ないサイトも目にします。
とりあえず、ここを見ればなにか見つかるだろうという謎の安心感があります。
bookma! | PCサイトとスマホサイトが同時に見れる
PCサイトとスマホサイトが同時に見れるギャラリーです。
ギャラリー自体はシンプルなデザインで、流し見しているだけで楽しい気分になってきます。
サイト上部のアイコンをクリックすると、PCサイトのみとスマホサイトのみでソートすることができます。
Web Design Clip | コーポレートサイトのデザインならここ
コーポレートサイト・事務系のサイトが豊富なギャラリーです。
ソートはカテゴリーのほか、メインカラー・サブカラーでもかけられます。
サイドメニューのメニューをクリックすると、日本・海外・LP・スマホサイトに切り替えられます。
SANKOU! | 国内のステキなサイト集
81-web.comと同様、国内サイトがピックアップされています。
「コンテンツページ」カテゴリでは、各企業のイチ押しコンテンツページが表示されます。
キャンペーンやプロモーションページもたくさん掲載されているので、どんなキャンペーンが流行っているか、どんなプロモーションをしているかなど、世の中の動きも掴むことができます。
参考サイトを探すときの注意点
参考サイトを探すとき、注意点を抑えておかないと難航するだけでなく、ユーザーに適していないデザインになる可能性があります。
紹介する注意点を参考に、適した参考サイトを見つけてください。
自分の好みだけで見ない
参考サイトはあくまで「ユーザーにとって」見やすい・使いやすいデザインを作るためのものです。作りたいデザインイメージがあることは大切ですが、それだけを基準に探すのはオススメしません。
自社のイメージ・想定したユーザー像を考慮したデザインが前提にあることを忘れないでください。
同じ系統だけ集めない
同じようなデザインだけ集めて制作会社に丸投げするのは止めておきましょう。
できるだけ多くのパターンを検討し、さらに部分的に使いたい要素を指定することで提案されるデザインの質も高くなります。
参考にした内容+独自性のあるデザインやコンテンツで構成することで、競合他社との差別化が図れるオリジナルなWebサイトを作ることができるのです。
参考にする部分は最初に固める
制作過程で「レイアウトを変更したい」「参考サイトにはなかったイメージを加えたい」など、変更を積み重ねると参考サイトとかけ離れたデザインになってしまうこともあります。
例えば、カラーを赤から青に変えるとサイト全体のイメージがガラッと変わり、レイアウトや画像も合わなくなったということが起こりえます。
こうなると、デザインを練り直す必要も出てきます。時間がかかることはもちろんですが、追加費用が発生することもあります。
最初に決めたことは、なるべく変えずに制作することをオススメします。
全体の雰囲気を崩さない程度の変更であれば対応できることも多いため、どうしても変えたい部分があるなら制作会社に相談してみましょう。
イメージを正しく伝えて思い描いたWebサイトを
ホームページは、制作過程でクライアント・ディレクター・デザイナーなど、さまざまな人が関わります。それだけフィルターが多くなるため、伝えたい・伝えるべき情報は具体的にすることが大切です。
デザインは企業イメージやブランディングにおいて重要な要素となります。フワッとしたイメージだけでなく、できるだけ細かく練り上げ、思い描いたWebサイトを作り上げましょう。