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    手を出してはいけないSEOのNG手法「ブラックハットSEO」とは

    更新日:2024.1.23

    公開日:2023.3.02

    • SEO
    こんな方におすすめの記事です
    • ブラックハットSEOとは?
    • Googleからのペナルティは受けたくない!

    SEOに日々取り組んでいると、ふと「もっと簡単に順位上がらないかなぁ…」と思うことがあります。

    近道があれば通りたいと思うのが人の常です。実際に、私がSEOに関わり始めた2007年頃は近道がありました。いわゆる「ブラックハットSEO」ですが、今では絶対してはいけない手法です。

    この言葉を聞くこともなくなりましたが、唐突に「そんなものもあったな~」と思い出したので、せっかくなので紹介しておこうと思います。

    大事なことなので2回いいますが、「ブラックハットSEOは絶対してはいけない手法」です。

    この記事を読んでも決してマネしないようにしてください。

    ブラックハットSEOとは

    ブラックハットSEOは、Googleが定めるガイドラインの裏をかいて、質の悪いコンテンツの検索順位を不正に上げる手法です。

    Google登場初期から流行り出し、多くの低品質なコンテンツを上位表示させるため、Googleは長い間対策し続けました。

    GoogleとブラックハットSEOの戦いの歴史

    ●2000頃~
    Googleが登場。ブラックハットSEOとの戦いが始まる。

    ●2011年~
    パンダアップデートで低品質なコンテンツの順位を落とす。

    ●2012年~
    ペンギンアップデートで不正な被リンクを取り締まる。

    ●2017年頃
    悪質なキュレーションサイトを取り締まる。
    この頃、過剰なSEOを原因としてファッションサイト「MERY(メリー)」や医療系サイト「WELQ(ウェルク)」などが姿を消す。

    GoogleとブラックハットSEOの戦いは10年以上続きましたが、幾度ものアップデートによって今では通用しなくなり、悪質なものにはペナルティを課せられる非常にリスクの高い手法となりました。

    ブラックハットSEOの手口

    ブラックハットSEOの手口はさまざまですが、いずれもGoogleからペナルティを受けるリスクがあります。

    ブラックハットSEOへのペナルティ

    ●検索順位の大幅下落

    ●インデックスから削除

    ブラックハットSEOによるペナルティを受けると復帰はほぼ絶望的です。

    この記事をご覧になっている皆様には、ぜひ健全なSEOに取り組んでいただければと思います。

    外部リンクを購入

    SEOの重要な指標のひとつに他サイトからの被リンクがあります。

    そのため、昔は多くのサイトから被リンクを受けるためのリンク購入が横行し、リンクを販売するSEO業者もたくさんいました。

    今でもたまーーーに「リンク〇本〇円で上位表示できます」と謳ったSEO業者を見かけますが、購入はしないほうがいいでしょう。

    もし購入が発覚した場合はペナルティを受ける可能性が非常に高いです。

    リンクファーム

    相互リンクを大量にすることで被リンクを増やす手口です。

    ブラックな方法として、大量のサテライトサイト(リンクを張るためだけに作られたサイト)を作り相互リンクする、あるいは一方的にリンクを送る方法があります。

    高品質なコンテンツを持ったサテライトサイトであれば効果があるかもしれませんが、そんなものを作る時間があるならメインサイトのSEOに注力するほうが賢明です。

    関連性の高いサイト同士でリンクしあう一般的な相互リンクは問題ありませんが、上位表示させるためだけの相互リンクは避けるべきです。

    隠しテキスト

    背景と同じ色にしたりフォントサイズを0にしたりして、ユーザーから見えないように設置されたテキストやリンクです。

    ユーザーから見えなくても検索エンジンは読み取れるので、見えない場所にキーワードを詰め込んで検索順位を上げることが可能でした。

    現在ではほかの手口同様、ペナルティを受ける可能性が非常に高いです。

    ワードサラダ

    自動プログラムなどでコンテンツを作る手口です。

    短時間で大量のコンテンツを作れるため多用されましたが、大抵は意味のない支離滅裂なコンテンツになります。

    ワードサラダの例

    ●今は4月だが珍しく雪が降っている。そのためとても日焼けしそうな陽ざしだ。こんな日のお出かけにはサングラスと雨合羽(がっぱ)が欠かせない。

    ●今日のランチはカルボナーラが食べたいな。そうと決まれば今からエビとホタテを獲りにいこう!

    情報量が多いだけで評価されやすい時代は有効でしたが、自然な文章か判断できるまで進化した検索エンジンには通用しません

    むしろ、低品質なコンテンツを大量に持っているサイトとして評価を大幅に下げる原因となります。

    クローキング

    ユーザーと検索エンジンで、それぞれ違ったコンテンツを見せる方法です。

    検索エンジンからは普通のサイトなのに、ユーザーがアクセスすると「〇〇円が当たりました!今すぐ受けとしましょう!」という詐欺サイトに誘導するときなどに使われます。

    コピーコンテンツ

    他サイトのコンテンツをまるまるコピーする手口です。

    今でも絶えない手口のひとつで、テキストだけでなくソースコード(ホームページをつくるプログラム)をまるまるパクる猛者もいます。

    いくつか見たことがありますが、画像に張られたリンクなどはそのままでした。そのため、画像をクリックするとパクられたサイトに飛ぶという、訳の分からないことになっていたりしました。

    アフィリエイトリンクがあるサイトもありましたが、それもパクったまんまっぽかったです。パクリ主は何がしたかったんですかね。

    ともあれ、どんな理由でもコピーコンテンツはペナルティの対象になるばかりか、著作権の侵害にあたる可能性もあるため絶対やめましょう

    キーワードを詰め込む

    画像の代替えテキスト(画像が読み込まれないときに表示されるテキスト)やメタキーワード、メタディスクリプションなどのキーワードを詰め込む手口です。

    昔はページに含まれるキーワードの比率が一定以上あると評価される傾向があったため、キーワード比率の調整などもおこなわれましたが、今では全く効果がありません。

    そもそも、メタキーワードはSEOに影響なしとGoogleが正式に発表していますし、メタディスクリプションは検索画面のページタイトル下に表示されるため、キーワードが詰め込まれているととっても胡散臭いサイトに見えてしまいます。

    スパムコメント

    他サイトやブログのコメント欄に、自分のサイトへのリンクを張って被リンクを増やす手法です。

    手っ取り早くリンクを得られるため昔は横行していましたが、完全なる悪質行為でペナルティの対象です。

    もしコメントを受け付けているなら、サイトに悪影響を及ぼす可能性があるため削除してください。

    手動で難しいならスパムコメント対策ツールを導入する方法もあります。

    ブラックハットSEOをGoogleに報告する方法

    悪質な手口で上位表示するサイトを見つけた場合、Google検索セントラルから報告することができます。

    スパム、有料リンク、マルウェアを報告する

    報告が必要なほど悪質なサイトはそもそも私の検索範囲に入ってこないので使ったことはありませんが、万が一見つけたらそっと報告してあげるとGoogleさんが喜びます。

    ブラックハットSEOは絶対ダメ!

    昔は手っ取り早く上位表示させるのに有効だったブラックハットSEOですが、今ではただリスクを抱えるだけの手法です。

    ブラックハットSEOによって受けたペナルティは、解除されることはほぼありません。

    時間と労力を使って大切に育てたサイトが、一度のペナルティですべて無になったときの絶望感は計り知れません

    そうならないためにも健全なSEOを心がけ、ユーザーからも検索エンジンからも愛されるサイト作りに励みたいものですね。

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