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ヒアリングはホームページ制作の最重要プロセス
更新日:2023.12.26
公開日:2022.8.05
- ホームページ制作
- どうせ作るならクオリティを高くしたい
- ホームページ制作の最重要プロセスは「ヒアリング」
- 依頼する前に決めておいた方がいいことは?
ホームページ制作を依頼されたとき、制作会社が最初にすることが「ヒアリング」です。
名刺替わりの簡単なものであれば、それほど多くの情報は必要ありませんが、ある程度しっかりしたものを作るときは、必要な情報が一気に広がります。
ヒアリング内容を確認してから考え出してもいいですが、作ることが確定しているなら、事前に情報を準備しておくことをお勧めします。
どうしてヒアリングが必要なのか
ヒアリングは、お客様がどんなホームページを作りたいのか、何を目的として作るのかを把握するための大切なプロセスです。
ホームページ制作の最重要プロセスといっていいかもしれません。
ここでお互いの共通意識を作っておかないと、イメージとかけ離れたホームページができあがってしまいます。
ぜひ、たくさんの情報を集めてください。
ここから、制作会社から聞かれやすい項目をまとめておきます。
情報を準備する参考にしてくださいね。
目的と効果
どうしてホームページを作りたいのか?1番最初に決めることです。
目的がはっきりしないと、どんなホームページを作るか決められません。
「何となく売上が上がればいいなー」と曖昧な目標設定もお勧めできません。
明確な目的がないと、構成やデザインを作るときに方向性がブレる可能性もあります。
完成後に求める効果をはっきりするのも大切です。
考えられるのはこのあたりでしょうか。
・問い合わせアップ ・申し込み件数アップ ・認知度アップ ・求人強化 ・売上アップ |
「このサービスを押し出して、申し込みを増やしたい」
「この仕事のやりがいを紹介し、求人応募を増やしたい」
「ECサイトでこの商品を全国的に販売したい」
作る目的、求める効果をしっかり決めておけば、そのために必要なホームページが見えてきます。
ホームページの種類
目的や用途によって作るサイトの種類が変わります。
認知アップならコーポレートサイト、採用強化ならリクルートサイト。
どっちもしたいならコーポレートサイトにリクルートページといった具合に、複数の目的があっても、その比重によって種類が変わることもあります。
種類と用途についてはホームページの種類とそれぞれの役割とはで詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
予算
予算はしっかり伝えましょう。
100万円を想定して仕様を決めたのに、やっぱり70万円くらいで…とかになると、機能やオプションによっては実現できないものが出てくるかもしれません。
デザインやコンテンツの質も下げざるを得ないこともあります。
「予算3割減だから、クオリティも3割減ね!」とか極端なことはないだろうと思いますが、質は下がる可能性はあります。
どんぶり勘定ではなく、予算をしっかり確定したうえで、実現したい仕様を一緒に伝えましょう。
相見積もりをとることも大事です。
許容範囲であれば、多少予算が厳しくてもしっかり対応してくれる制作会社は必ず見つかります。
納期
予算と同時に納期を伝えることも大事です。
ホームページ制作は、多分みなさんが思っているより時間がかかります。
多少短いくらいであれば、もちろん頑張ります。
しかし、「この商品を売るショップサイトがほしい。売れ出す時期は1月後。だから20日後くらいには公開したい!なんとかして!」とかは多分無理です。
きっと、ほとんどの制作会社は無理だと思います。少なくとも弊社では無理です。
正直、それなりにしっかりしたショップサイトだと、2ヶ月でもけっこうキツめのスケジュールです。
なまじ対応してもらえたとしても、突貫工事の低クオリティなホームページになってしまう可能性が高いと思います。
目的を達成し、効果を得られるホームページを作りたいなら、余裕のある納期で依頼することを強くお勧めします。
ホームページ制作ってどれくらいかかる?発注から完成までのスケジュールと流れで完成までのスケジュール、だいたいの納期を紹介しているので、参考にしてみてください。
ターゲット層
どんな人にホームページを見てほしいかを決めます。
性別・年齢・職業・地域のほか、エンドユーザーなのか企業なのか、できるだけ細かく設定します。
ターゲットが明確でないと、デザインやコンテンツの方向性が決まりません。
20代と50代では好みの色やデザイン、適切な文字サイズなども変わってきます。
ホームページで効果を生み出すには、ターゲットの心に刺さるよう、細かいところまで作り込まなくてはいけません。
伝えたいことを相手にしっかり届けるためには、しっかりターゲットを定めることが大切です。
「ペルソナ設計」でホームページの訴求力を高めようで、ターゲットを深堀する方法を紹介しているので、良ければご覧ください。
強み・特徴
自社のサービスや商品に関する情報です。
「どんなユーザーに向けたものか」
「他社製品に比べて優れている点」
「サービス・商品コンセプト」
「どんな効果・結果が得られるか」
などなど、情報が多いほど訴求力が高まります。
また、ターゲットが明確であれば、心に刺さるコンテンツも明確になります。
コンセプトが違えば、デザインやカラーも変わってきます。
自分たちは知っていても、ユーザーには伝わっていない、知らない情報は意外とあります。
改めて、自社のサービスや商品の魅力を見返してみてください。
デザインイメージ・参考サイト
完成形のイメージはあっても、それを言葉だけで伝えるのは難しいものです。
そんなときに、参考サイトがあるとイメージを共有しやすくなります。
参考サイトの気に入ったポイントなどを伝えれば、デザインを作るための大きなヒントになります。
【2022年版】素敵なデザインに出会えるギャラリーサイトまとめに素敵なデザインを集めたギャラリーサイトをまとめています。
いろいろ見て回って、ぜひ素敵な参考サイトを見つけてください。
カラー
カラーも重要なファクターです。
ユニクロなら赤×白、サイゼリアなら緑など、企業のイメージカラーにもなるため、慎重に決める必要があります。
特に決まっていなければ、サービスや商品や、カラーそのものが持つイメージから決めてもいいでしょう。
どうしても決められないときは印象がガラッと変わる「カラー」の選び方もご覧ください。
カラー選びの参考になると思います。
必要なページ・コンテンツ
コーポレートサイトであれば、「TOP」「会社紹介」「サービス(商品)紹介」「料金案内」「問合せ」あたりが必須ページになります。
さらに、必要に応じて「リクルートページ」「特定のサービス・商品をピックアップした紹介ページ」などを増やしていきます。
情報発信をしたいなら、「ブログ」も増えて、カテゴリーも決める必要があります。
これらすべてが必要なページ、コンテンツで、ホームページの構成やページ数を決める要素になります。
後から必要なものが出てきたら、構成が変わったりページが増えたりします。
それに伴い追加費用が発生することもあるので、最初の段階でしっかり洗い出しておきましょう。
提供可能な素材
「画像」や「テキスト」は、ホームページのクオリティを決める重要なポイントです。
いくらデザインが良くても、画像が粗かったり、イメージに沿っていなかったりしたら台無しです。
画像がよくても、テキストがまとまらないと、自社の魅力が伝わりません。
クオリティを上げるためにも、画像やテキストは準備できるのか、新たに必要なのか事前に確認する必要があります。
テキストを制作会社に依頼する場合は、できるだけ自社で情報を揃え、文章化してもらう流れがお勧めです。
丸投げした場合、制作会社は同業他社サイトや似たサービス・商品を参考にテキストを作ります。
きれいにまとまったものは作ってくれると思いますが、なんとなく無難なものになってしまいます。
商品にかける熱量、理解の深さは、やはりお客様には及びません。
いずれにしても、ユーザーの心に刺さるよいコンテンツを作れるかは、どれだけ情報を提供いただけるかにかかってきます。
更新機能の有無
ブログを発信したいのであればブログ機能は必須です。
CMSで構築すれば、デフォルトで機能がついていることが多いのですが、普段から触っていないと更新するのも一苦労かもしれません。
デフォルトで使い続けてもそのうち慣れると思いますが、機能をカスタマイズすることで、きれいなレイアウトのブログを簡単に作ることもできます。
ハウスメーカーの施工実績など、見せ方が大切なものを自社で更新するなら、カスタマイズを検討してもいいかもしれません。
SNS情報
SNSの有無、アカウントがある場合はホームページに表示するのか、新規アカウントを作るかなど、SNSに関する情報も必要です。
ブログを更新するとSNSにも自動で投稿される機能(※対応できないSNSもあり)を実装できる制作会社もあります。
SNS運用も考えているなら、それらの機能が実装可能かも確認してみましょう。
ドメイン・サーバー情報
ドメインとはhttps://〇〇.△△の〇・△の部分です。
新規でホームページを作る際は、新しくドメインを取得する必要あるので、希望ドメインを決めておきましょう。
リニューアルなら、ドメインは継続して使うのか、どのサーバーを使っているかの情報が必要です。
サーバーによって実装できない機能もあるため、仕様を決める際にどのサーバーを使うか決める必要があります。
といっても、どう決めればいいか分からないという方もおられると思います。
そんな時は、制作会社に相談してみましょう。
ホームページを運営するために最適なドメイン・サーバーを提案してくれます。
やっぱりヒアリングは大事
ここまでが、基本的なヒアリング項目です。
意外と多いなと思う方もいると思いますが、方向性や効果を得るための大切なことです。
お客様のことをより知ることが、よいホームページを作ることにつながります。
新しいアイデア・提案を生むためにも、ぜひたくさんの情報を集めてくださいね。