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「他の人はこちらも検索」とは?SEOへの活用法も
更新日:2024.1.23
公開日:2023.1.20
- SEO
- SEOキーワードを効率的に集めたい
- 「他の人はこちらも検索」をSEOにどう活用する?
- 「他の人はこちらも検索」の仕組みが知りたい
Googleなどで検索をしていると、「他の人はこちらも検索」という表示を見たことがあると思います。
ユーザーの検索行動を補助するための機能ですが、SEOにおいても利用していきたい機能の1つです。
この記事では、「他の人はこちらも検索」がどんな機能なのか、どのようにSEOに活用するかを詳しく解説していきたいと思います。
「他の人はこちらも検索」とは?
「他の人はこちらも検索」は、検索キーワードに関連するおすすめキーワードが、検索画面に表示されるGoogle検索機能の1つです。
上の画像は「富山 ホームページ制作」と検索したときに表示される「他の人はこちらも検索」です。
PCとモバイルで表示方法が少し違いますが、キーワードそのものはあまり変わりません。
2つのキーワードを組み合わせて検索した場合は3~4語のキーワードが表示されるので、ユーザーの検索意図を深く探ることができます。
PCで見る「他の人はこちらも検索」
PCでは、最初の検索画面には「他の人はこちらも検索」は表示されていません。
例えば、下の画像は「鶏むね ステーキ」と検索したときの検索結果です。この時点では「他の人はこちらも検索」は表示されていません。
検索結果に出ているホームページにアクセスした後、ブラウザバックで検索画面に戻ると「他の人はこちらも検索」が表示されます。
モバイルで見る「他の人はこちらも検索」
「他の人はこちらも検索」機能の登場当初はPCとモバイルで表示方法が同じでしたが、現在のモバイルでは最初から表示されています。
どのようなキーワードが表示されるのか
「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードがどのように決まるかは公表されていませんが、以下の要素が関係しているといわれています。
・サジェスト
・検索意図
・検索する場所
サジェストから拾われる
「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードは、基本的にサジェストから拾われることが多いです。
下の画像は、「富山 ホームページ制作」で検索した際のサジェストと弊社ホームページをクリックして表示させた「他の人はこちらも検索」ですが、共通のキーワードが多く見られます。
キーワードごとの検索意図
基本的にはサジェストからキーワードが拾われますが、ユーザーの検索行動によって表示されるキーワードが変化する場合があります。
例えば、同じキーワードで検索しても、アクセスするホームページによって表示されるキーワードが変化することがあります。
これは、ホームページに含まれる情報を参照していると考えられますが、これらのアクセス履歴などから、ユーザーごとにどんな情報を求めているか予測し、表示させるキーワードを変化させている可能性があります。
検索する場所
Googleはローカル検索機能で場所によって検索結果を最適化していますが、「他の人はこちらも検索」も同じように最適化されています。
とくに場所情報の重要度が高い飲食系などは顕著です。例えば「ピザ」と検索したとき、ユーザーの現在位置が東京か富山かで表示されるキーワードは異なります。
「他の人はこちらも検索」が表示されないことも
あまりに検索ボリュームが少なかったり、キーワードの組み合わせが多かったりすると、「他の人はこちらも検索」が表示されないこともあります。
SEOでの活用方法
「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードは、サジェストと同じく実際にユーザーに使われる頻度が高いものです。
そのため、表示されるキーワードを深堀りすることで、よりユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作ることが可能になります。
ここで、「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードをもとに、見出しまで作っていきたいと思います。
1.検索キーワードを深く探る
まずはキーワードを深堀りします。
ここでは「チャーシュー」というキーワードを使用してみます。
ここで表示されたホームページにアクセスし、キーワードを表示させクリックします。
今回は「チャーシュー 作り方 とろとろ」をクリックし、表示されたホームページにアクセスし「他の人はこちらも検索」を表示させます。
この作業を繰り返すことで、キーワードを深掘りできます。
単にチャーシューというキーワードを見ているだけでは、ユーザーの検索意図を読み取れません。
今回のようにキーワードを深堀することで、「とろとろチャーシューを炊飯器で簡単に作りたい」「レシピがほしい」というユーザーニーズが見えてきます。
このようなユーザーニーズが見えてきたら、コンテンツのベースにしていきます。
2.タイトルを作る
キーワードからニーズが見えたら、それらに応えるタイトルを作ります。
今回の場合は、以下のようなタイトルが考えられます。
「家庭で簡単とろとろチャーシュー。炊飯器で作れるレシピもご紹介」
「手間のかかるとろとろチャーシューも、炊飯器ならわずか〇〇分で出来上がり!」
今回は、「家庭で簡単とろとろチャーシュー。炊飯器で作れるレシピもご紹介」というタイトルで見出しを作っていきます。
3.見出しを作る
「家庭で簡単とろとろチャーシュー。炊飯器で作れるレシピもご紹介」というタイトルから、下のように見出しを作ってみました。
1.チャーシューの基本の作り方
2.炊飯器で簡単!家庭でできるとろとろチャーシュー
└つくれぽの人気レシピ
└クックパッドの人気レシピ
└DELISH KITCHENの人気レシピ
3.味をしっかり染み込ませるコツ
4.日持ちさせる保存方法
今回は簡単なものを作りましたが、しっかり作り込むことでユーザーニーズを広く網羅した見出しを作ることができます。
「他の人はこちらも検索」を常に表示する方法
ホームーページにアクセスすると表示される「他の人はこちらも検索」ですが、「Keywords Everywhere」というGoogle拡張機能を使えば常に表示させられます。
この拡張機能をインストールすると、わざわざホームページにアクセスしなくても検索画面に「他の人はこちらも検索」キーワードが表示されます。
キーワードを1クリックで一括コピーできるので、キーワード探しがはかどります。
「他の人はこちらも検索」を活用してSEO強化
コンテンツSEOを成功させるには、ユーザーニーズをいかに掴むかが重要になります。そのための最初のステップがキーワード探しです。
さまざまなキーワードを組合せてユーザーニーズを読み取るのは大変な作業ですが、「他の人はこちらも検索」を上手く利用することで効率を高め、ニーズへの理解を深められます。
ほかにも、Googleにはサジェストや「他の人はこちらも質問」など役立つ機能がたくさんあります。ぜひ上手く活用して、SEOを強化してください。