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ホームページの色の選び方|配色の基本と自社らしい決め方
更新日:2026.8.17
公開日:2022.7.19
- ホームページ制作
- 自社イメージを作るために最適なカラーが知りたい
- 色によってどんな印象を与えるか知りたい
- ホームページを作るなら、印象のよくなるものにしたい!
ホームページを新設・リニューアルする際、「自社らしい色が定まらない」「ロゴの色をそのまま広げてよいのか」「問い合わせボタンだけが浮いて見える」と迷うことは珍しくありません。
配色は、好みの色を選ぶだけの作業ではありません。会社やサービスの印象を伝えながら、訪問者が必要な情報と次の行動を見つけられるようにする設計です。
- ベース・メイン・アクセントカラーの役割
- 色を決める順番とコーポレートカラーの扱い
- 色ごとに与えやすい印象と注意点
- CTAや本文を読みやすくする確認方法
配色案は、目的と届けたい相手を言葉にしてから役割別に組み立て、最後に実際の画面で検証します。この順序なら、感覚だけの話し合いに終わらず、採用する理由を共有できます。
ルビコンでは、事業の目的やターゲットを整理し、オーダーメイドのデザインとサイト内導線を設計します。配色の方向性からホームページ制作を検討したい方は、資料請求またはお問い合わせをご利用ください。
配色の相談前に
自社らしい設計
目的とターゲットに合うホームページづくりを支援します。
ホームページの色は「印象」と「読みやすさ」を両立して選ぶ
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ホームページの色は、見栄えを整える飾りではありません。サービスらしさを伝え、見出し・本文・問い合わせ先の優先順位を追いやすくする情報設計の一部です。
出発点は、誰に、どんな印象を残したいかです。比較検討中の企業担当者に落ち着いて読んでもらいたいのか、採用候補者に親しみを持ってもらいたいのかで、色を置く場所も強さも変わります。
目的を言語化したら、背景を支える色、ブランドを示す色、行動を促す色へ役割を分けます。そのうえで文字やボタンが画面上で読めるかを確かめてください。配色だけで問い合わせや売上が決まるわけではありませんが、伝えたい内容を受け取れる状態をつくる土台になります。
配色はベース・メイン・アクセントの役割から整理する
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色を先に増やすと、どこへ視線を集めたいサイトなのかがぼやけます。背景、ブランド、行動という役目に分けて考えると、色の選択に優先順位をつけられます。
軸にする色は3色ほどで十分です。必要に応じて同じ色相の濃淡やグレーを補い、各色に使いどころを与えます。色数を厳密に抑えることより、どの色が何を担当するのかを説明できることを優先しましょう。
ベース・メイン・アクセントカラーの役割
| 色の役割 | 主な使用箇所 | 選ぶ際の考え方 |
|---|---|---|
| ベースカラー | 背景、余白、本文の土台 | コンテンツやメインカラーを邪魔せず、文字を読みやすくする色を選ぶ |
| メインカラー | ヘッダー、見出し、ナビゲーション、主要な装飾 | ロゴや会社らしさとつながり、サイト全体で繰り返しても違和感がない色を選ぶ |
| アクセントカラー | 問い合わせ、資料請求、重要な案内 | 特に見つけてほしい行動へ限定して使い、ほかの要素と競合させない |
ベースカラーには白や淡いグレーのような無彩色が使われることが多く、メインカラーを引き立てやすい傾向があります。ただし、白を選べば必ず読みやすいわけではありません。本文の文字色や写真の上に置く文字との関係まで見て決める必要があります。
メインカラーは、会社を思い出してもらうきっかけになる色です。ロゴに使われている色をそのまま使う方法のほか、同じ色相の濃淡を用意して、見出し・罫線・ボタンなどで使い分ける方法もあります。
アクセントカラーは、使う場所を絞るほど機能します。強い色のボタンが画面内に並ぶと、訪問者は何を優先すればよいか判断しにくくなります。目立つ色は、訪問者に取ってほしい行動のために取っておくと、導線の優先順位が伝わります。
70:25:5は配色の主従を整える目安
配色の目安として、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%という「70:25:5」がよく使われます。背景が大きな面積を占め、次にブランドを伝える色、最後に強調色を置くという主従を整理する考え方です。
この数字を画面ごとに正確に数える必要はありません。写真が大きいサイトや、商品画像を多く見せるサイトでは、色の面積は変わります。比率を守ることよりも、背景・主役・強調の順が画面で分かるかを確かめるほうが実務的です。
たとえば、問い合わせボタンに使う色が見出しやアイコンにも多用されているなら、アクセントとしての役割が薄れているかもしれません。反対に、背景まで強い色にすると、本文やボタンが埋もれることがあります。配色案を見たときに「最初にどこへ目が行くか」を確認すると、調整の手掛かりになります。
3色を画面で使い分ける一般化例
コーポレートサイトの最初の画面では、色名から考えるより、画面要素へ役目を割り当てるほうが判断しやすくなります。
- 背景と余白
- ベースカラーを広く使い、サービス説明や写真を見やすく置ける余地をつくります。
- ブランドを示す反復要素
- ロゴと同じ色系、またはその濃淡をメインカラーとして、見出しやナビゲーションへ繰り返します。
- 問い合わせなどの行動
- 資料請求や問い合わせのように、読者に見つけてほしい行動へアクセントカラーを割り当てます。
- 本文文字
- 本文はブランドカラーで統一しようとせず、背景とのコントラストを確保できる文字色を選びます。
役割から考えると、「青を使うか、緑を使うか」という迷いを、「背景はどの程度控えめにするか」「どこに会社らしさを出すか」「どの行動を強調するか」という画面上の判断へ置き換えられます。
ホームページの色を決める順番
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色見本から見始めると、候補だけが増えて決め手を失いがちです。事業の目的と読者像を先に整理し、メイン、ベース、アクセントの順で決めていくと、配色の理由を社内や制作会社へ伝えやすくなります。
進め方は次のとおりです。
- サイトの目的と届けたい相手を整理する
- ロゴやコーポレートカラーなど、すでにある色を確認する
- メインカラーを決める
- ベースカラーを決める
- アクセントカラーを使う行動を決める
- 実際の画面で見やすさを確認する
初回の案で色を固定する必要はありません。方向性を決めてから画面に置き、見え方を基に調整する前提で進めると、好みだけの議論から離れられます。
目的と届けたい相手を言葉にする
色を選ぶ前に、次の3点を書き出します。
- サイトの目的
- 問い合わせを増やしたいのか、サービス内容を理解してもらいたいのか、採用候補者へ雰囲気を伝えたいのかを決めます。目的によって、強調すべき情報やボタンの位置が変わります。
- 主な読者
- 既存顧客、比較検討中の企業担当者、求職者など、誰が最初に見るのかを想定します。年齢や性別だけで決めるより、どの場面で何を確かめたい人かを考えるほうが配色に使いやすくなります。
- 優先したい印象
- 「信頼感」「親しみやすさ」「上質さ」「活気」など、伝えたい印象を1〜2語に絞ります。言葉が多すぎると、配色の方向もぶれやすくなります。
たとえば、比較される法人向けサービスなら、情報を落ち着いて読めることと、相談先を見つけやすいことを優先します。一方、地域のイベントや新商品の案内では、明るさや楽しさを強める選択も考えられます。業種の定番色ではなく、読者に何を感じ取ってほしいかから出発しましょう。
ロゴやコーポレートカラーを起点にする
すでにロゴ、看板、名刺、パンフレットなどで使っている色があれば、メインカラーの有力な候補になります。同じ色を繰り返すことで、ホームページとほかの接点に一貫性を持たせやすくなるためです。
ただし、ロゴの色をそのまま本文文字や背景へ広く使うと、読みづらくなる場合があります。そのときは、色相を保ったまま明るさを変えた色、または補助的なニュートラルカラーを用意します。たとえば鮮やかなブランドカラーは見出しやアイコンに使い、本文は濃いグレーにする、といった分担です。
コーポレートカラーがない場合は、無理に「企業を象徴する一色」を決める必要はありません。先に整理した目的・読者・印象を基に、次のメインカラー候補を比較します。
メインカラーを決める
メインカラーは、ヘッダー、見出し、ナビゲーション、区切り線など、サイト全体で繰り返す色です。使うたびに強く主張させるというより、サイトを通して同じ会社の情報だと感じられる軸にします。
候補が複数ある場合は、画面全体をその色で塗る必要はありません。まずは1色系を軸に決め、明るい色・暗い色を必要な範囲で加えます。似た色を増やしすぎると区別がつきにくくなるため、どの濃淡を見出しに使い、どの濃淡を背景に使うかまで仮決めしておくと安心です。
ベースカラーで情報を読みやすくする
ベースカラーは、背景や余白を占める面積が大きい色です。メインカラーを引き立てるだけでなく、サービス説明、表、写真、ボタンを読みやすく置くための土台になります。
白や淡いグレーは候補にしやすい色ですが、写真を多く使う場合は、白一色よりもごく淡いブランドカラーを加えたほうが、全体の印象がまとまることもあります。反対に、ベースカラーの色味が強すぎると、内容より背景が先に目立ちます。
選んだベースカラーの上に、本文文字、見出し、ボタン、表の罫線を実際に並べてください。読みやすさを支えられるかが、ベースカラーを採用する判断になります。
アクセントカラーは行動してほしい箇所へ絞る
アクセントカラーを選ぶ前に、読者に見つけてほしい行動を決めます。多くのコーポレートサイトでは、問い合わせ、資料請求、予約、見積もりなどが候補になります。
強調したい行動が複数ある場合も、同じ強さのアクセントをすべてに使うとは限りません。たとえば、主要な問い合わせだけを強調し、補助的な案内はメインカラーや枠線で整える方法があります。
この段階では、アクセントカラーを使う対象を決めることが中心です。色そのものが周囲と十分に見分けられるか、使いすぎていないかは、文字とボタンの見やすさを確認する段階で最終判断します。
色ごとの印象は候補出しに使い、固定観念にしない
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色には、見た人が受け取りやすい印象があります。そのため「信頼感を出したい」「親しみを持ってほしい」といった目的から、最初の候補を出すときには役立ちます。
ただし、青なら必ず信頼される、赤なら必ず行動を促せる、というものではありません。同じ青でも明るさや鮮やかさが変われば印象は変わり、写真・文字・余白との組み合わせ、読者の文化的な背景によっても受け止め方は異なります。色のイメージは正解ではなく、配色案を比較するための手掛かりとして使いましょう。
色別イメージの早見表
| 色系統 | 与えやすい印象 | 使うときに確かめたいこと |
|---|---|---|
| 赤 | 活動的、力強い、注意を引く | 広い面積に使うと刺激が強くならないか |
| オレンジ・黄 | 明るい、親しみやすい、軽快 | 文字が背景に埋もれず読めるか |
| 緑 | 自然、穏やかさ、健やかさ | 鮮やかすぎて幼い印象にならないか |
| 青 | 誠実、清潔、冷静 | 暗すぎて冷たく見えないか |
| 紫・ピンク | 上質、やわらかさ、華やかさ | 自社が伝えたい雰囲気とずれていないか |
| 黒・白・グレー | 洗練、清潔、中立、落ち着き | コントラスト不足で情報が弱くならないか |
この表は、業種ごとに色を決めるための一覧ではありません。たとえば、青系は明るい水色なら軽やかに、深いネイビーなら落ち着いて見えます。緑系も、黄みが強いか青みが強いかで、親しみやすさや知的な印象が変わります。
同じ色でも明度・彩度・組み合わせで印象は変わる
色の見え方を調整するときは、色相だけでなく明度と彩度を見ます。明度は明るさ、彩度は鮮やかさの度合いです。
たとえば、明るい青は軽快で開放的に見えやすく、深い青は落ち着いた印象になりやすい傾向があります。鮮やかな赤は強い注意を引きますが、少しくすませると、刺激を抑えながら温かみを残せます。
候補は色のチップだけで決めず、ロゴ、写真、見出し、本文、ボタンを同じ画面に置いて比べます。そこで自社らしさと読みやすさが両立しているかを見極めます。
文字とボタンの見やすさで配色を最終確認する
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きれいに見える配色でも、本文やボタンを読めなければホームページとして機能しません。問い合わせや資料請求の導線では、押すべきボタンとその内容をすぐに理解できる状態が求められます。
最終確認では、CTAを目立たせる考え方と、文字・背景・状態表示のコントラストを分けて見ます。色を目立たせることと、読者が迷わず使えることは別の確認項目です。
CTAは周囲との差で目立たせる
問い合わせボタンに「赤がよい」「オレンジがよい」といった一律の正解はありません。大切なのは、周囲の背景やほかのボタンと見分けられ、サイト内で特別な行動だと伝わることです。
- 強調する行動を絞る
- 問い合わせ、資料請求、予約などのうち、最も優先する行動を決めます。すべてのボタンを同じ強い色にすると、優先順位が伝わりにくくなります。
- 周囲と見分けられる色にする
- メインカラーと近い色を使う場合も、明るさや濃さに差を付け、背景の上で埋もれないかを確認します。目立たせるために色を増やすより、アクセントを使う場所を限定するほうが効果的です。
- ボタンの文言も具体化する
- 色だけで「次にすること」を伝えず、「お問い合わせ」「資料を請求する」のように行動が分かる言葉を置きます。配置、余白、ボタンの大きさも、色と同時に確認します。
文字・背景・状態表示を確認する
可読性を確認するときは、文字色だけでなく背景色もセットで見ます。通常の文字と背景については、コントラスト比4.5:1以上が一つの基準です。ボタンの輪郭やアイコンなど、非テキストのUI要素と隣接する色は、3:1以上を目安に確認します。
| 確認する場所 | 目安 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 本文文字 | 背景とのコントラスト比を4.5:1以上にする | 薄いグレー文字、写真の上の文字、淡い背景 |
| ボタン・アイコン | 隣接色とのコントラスト比を3:1以上にする | 輪郭が背景に溶けるボタン、細いアイコン |
| 状態表示 | 色以外の手掛かりも添える | 赤と緑だけでエラー・完了・必須を区別する表示 |
ブランドカラーが明るく、白背景の本文文字として読みにくい場合は、同じ色相で濃い色を用意する方法があります。ロゴの色とすべての文字色を一致させる必要はありません。
エラー・必須・完了のような状態も、色だけで示さないようにします。「必須」の文字、チェックアイコン、エラーメッセージを併用すれば、色の見え方に差がある訪問者にも内容を伝えやすくなります。
配色ツールとチェックリストで決定を仕上げる
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配色ツールは、候補をつくったり組み合わせを比べたりする際に便利です。ただし、ツールが示す案をそのまま採用せず、自社のロゴ・写真・文章・ボタンを置いた画面で確かめます。
Adobe Colorのようなツールは、配色を決める作業を次のように補助します。
- 配色候補を作る
- 1色を起点に似た色や対照的な色を試し、メイン・ベース・アクセントの候補を比較します。最初から多くの色を選ばず、役割ごとに候補を絞るために使います。
- コントラストを確認する
- 文字色と背景色、ボタンと周囲の色を比べ、見えにくい組み合わせを早めに除きます。ツール上の数値だけで終わらせず、実際の文字サイズでも見ます。
- 色覚シミュレーションで確かめる
- 色の組み合わせによっては、区別しにくく見えることがあります。色だけで情報を伝えていないか、状態表示やグラフの区別ができるかを確認します。
候補が決まったら、実際のホームページに近い画面へ置き、スマートフォンでも見ます。パソコンでは問題なく見えても、画面が小さくなるとボタンや淡い文字が見つけにくくなる場合があるためです。
公開前に確認したい配色チェックリスト
| 確認項目 | できている状態 |
|---|---|
| 優先したい印象 | 「信頼感」「親しみやすさ」など、伝えたい印象を言葉にできる |
| メインカラーの根拠 | ロゴ、事業の目的、読者像のいずれかと結び付けて説明できる |
| ベースカラーの可読性 | 本文、表、写真の上の文字が背景に埋もれていない |
| アクセントの使用箇所 | 問い合わせなど、特に見つけてほしい行動へ絞れている |
| 色以外の状態表示 | 必須・エラー・完了を文字やアイコンでも区別できる |
| 実画面での確認 | スマートフォンを含む画面で、文字とボタンを見直している |
この表を埋められれば、制作会社へも「青系にしたい」とだけ伝えるより具体的になります。たとえば「比較検討中の企業担当者に落ち着いた印象を伝えたいので、深い青をメインにし、問い合わせだけを別のアクセントで目立たせたい」と共有できます。
まとめ|ホームページの色は目的から配色方針を決める
ホームページの色は、流行や好みだけで決めるより、目的・読者・既存のブランド資産から考えるほうが、自社らしさと読みやすさをそろえやすくなります。ベース・メイン・アクセントに役割を分け、70:25:5は画面の主従を確認する目安として扱いましょう。
次に行うことは3つです。まず、サイトで優先したい印象を1〜2語に絞ります。次に、ロゴを含めてメイン・ベース・アクセントの候補を置きます。最後に、本文文字、問い合わせボタン、状態表示を実画面で確認してください。
色別のイメージは候補を出す手掛かりであり、正解を決めるものではありません。目的、ターゲット、手元のロゴや資料を整理したうえで、制作会社へ配色方針として相談すると、必要な判断を進めやすくなります。
ルビコンは、初回打ち合わせからディレクターが対応し、企画から公開後の運用・改善までを支援します。配色を含めて自社の魅力が伝わるホームページに整えたい場合は、ご相談ください。
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