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飲食店ホームページなら手数料ゼロで利益アップ!グルメサイト依存を卒業しよう
公開日:2025.11.27
- ホームページ制作
「グルメサイトに安くない掲載費を払っているし、Instagramもやっている。今さらホームページなんて必要ないのでは?」
そう感じるのは無理もありません。しかし、結論からお伝えします。長く安定して利益を出し続けたいなら、自社ホームページは「絶対に必要」です。
グルメサイトやSNSだけに頼るのは、「他人の土地」で商売をするのと同じくらい危うい状態だからです。プラットフォーム側の都合で手数料が上がったり、表示される仕組みが急に変わったりすれば、積み上げてきた集客の流れが一瞬で崩れてしまうリスクが潜んでいます。
この記事では、多くの繁盛店が実践している「特定のサイトに依存しないWeb戦略」について、以下のポイントを解説します。
●予約手数料ゼロで利益率を劇的に上げる仕組み
●採用コストを削減し、ミスマッチまで防ぐ意外な効果
●個人店が「無料・低コスト」で導入するための具体的な手順
ホームページは、将来にわたって売上と優秀な人材を運び続けてくれる、「最強の経営資産」になります。他社のルールに振り回される集客を卒業し、経営の主導権を取り戻すための方法を見ていきましょう。
「他人の土地」での商売を卒業し、経営の安定を手に入れる
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飲食店経営において、グルメサイトやSNSだけを利用している状態は、いわば「他人の土地」を借りて商売をしているようなものです。
集客の蛇口をプラットフォーム側に握られているため、利用規約が変わったりサービスが終了したりすれば、一夜にして集客手段を失ってしまうリスクがあります。
自社のホームページを持つことは、他人のルールに縛られない「自分の城」を築くことと同じです。これこそが、長く安定した経営基盤をつくるための第一歩になります。
プラットフォームへの依存は「3つの大きな経営リスク」を招く
プラットフォームに頼りきりだと、どれだけ経営努力をしていてもコントロールできない事態に巻き込まれることがあります。
便利なツールの裏側に潜む、店舗の存続にも関わりかねない「3つのリスク」について解説します。
自社予約なら「送客手数料」がかからず、利益がしっかり残る
グルメサイト経由の予約では、毎月の掲載費だけでなく、予約1件ごとに「送客手数料」がかかる仕組みが一般的です。
たとえばディナー1名につき200円ほどの手数料だとしても、年間で計算すれば数十万円という大きなコストになってしまいます。売上が増えるほど、手数料が利益を削り取っていく構造になっているのです。
一方、自社ホームページ経由の予約なら、こうした手数料はかかりません。手元に残る利益にはっきりとした差が出てきます。
| 予約経路 | コスト構造 | 利益への影響 |
|---|---|---|
| グルメサイト | 月額費 + 送客手数料 | 売上増に比例してコスト増 |
| 自社サイト | サーバー費などの固定費のみ | 予約が増えるほど利益率向上 |
※自社サイトなら送客手数料は0円です
掲載ルールの変更で、突然集客がストップする恐れがある
プラットフォーム上の掲載順位や表示される仕組み(アルゴリズム)は、運営側の都合で突然変わることがあります。
昨日までは検索の上位に出ていたのに、ある日急に順位が下がり、予約が激減してしまうというケースも珍しくありません。
お店の努力やサービスの質とは関係のないところで、集客数が大きく変動するのは経営にとって大きな不安要素です。
SNSだけでは情報が埋もれ、お客様を逃してしまう
SNSは情報が時間の経過とともに流れていくメディアです。投稿が増えれば増えるほど、過去の大切な情報は埋もれていってしまいます。
お客様が「営業時間」や「最新のメニュー」を知りたいと思っても、すぐに情報が見つからなければ、ストレスを感じて他のお店へ流れてしまうかもしれません。
また、グルメサイトやSNS上の情報は第三者が書き込める場合もあり、古い情報や間違った内容がそのままになっていることもあります。
正確な公式情報がパッと見つからない状態は、お客様に不安を与え、来店するチャンスを逃す原因になってしまいます。
ホームページを持てば、「集客・信頼・採用」の悩みはこれだけ解決する
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ホームページを持つことは、単にインターネット上に看板を出すだけではありません。予約手数料を減らして利益を増やしたり、求人コストを抑えたりと、お店の経営を助けてくれる頼もしいツールを手に入れることと同じです。
飲食店がホームページを持つことで得られる7つのメリットをご紹介します。
1. 予約手数料がかからないから、売上がそのまま利益に残る
グルメサイトからの予約は、1件ごとに数百円の手数料がかかることが一般的です。売上が上がるほど、手数料の負担も重くなってしまいます。
一方、自社ホームページからの予約なら、送客手数料は一切かかりません。
「2回目の来店からは自社サイトで予約してもらう」という流れを作るだけでも、毎月のコストは驚くほど軽くなります。
2. 「公式情報」がある安心感が、予約の決め手になる
お客様はお店選びで失敗したくないため、予約する前に「本当にこの店でいいかな」と慎重に確認します。
その際、SNSやグルメサイトの情報だけでなく、「公式ホームページがあるかどうか」をチェックする人が増えています。公式情報として、正確なメニューや最新の営業時間が載っていれば、「きちんとしたお店だな」という安心感につながります。
この安心感こそが、予約ボタンを押してもらうための最後のひと押しになるのです。
3. お店の「こだわり」や「世界観」を余すことなく伝えられる
グルメサイトやSNSでは、決められた枠に写真や文字を当てはめることしかできず、他のお店との違いを出すのが難しいものです。
自社ホームページなら、デザインや構成を自由に決められるため、お店の「雰囲気」や「こだわり」を思い通りに表現できます。
独自のデザインでお店の魅力を深く知ってもらえれば、「なんとなく良さそう」ではなく「この店に行きたい」という強い気持ちで選んでもらえるようになります。
4. 24時間365日、自動で予約が入る仕組みが作れる
電話予約だけだと、営業時間外や忙しいピークタイムには対応できず、せっかくの予約を取りこぼしてしまうことがあります。
ホームページにWEB予約システムを入れておけば、深夜でも定休日でも、24時間自動で予約を受け付けることが可能です。
お客様にとっても「思い立ったときにすぐ予約できる」のは便利なので、結果として予約数のアップにつながります。
5. 採用コストをゼロに近づけ、相性の良い人材と出会える
ホームページは集客だけでなく、採用活動においても大きな力を発揮します。
高い掲載費を払って求人サイトに載せ続けなくても、自社サイト内に「採用ページ」を作っておけば、ずっと募集をかけ続けられます。また、お店の想いや働き方を詳しく書いておくことで、その内容に共感した意欲のある人が集まりやすくなります。
事前に詳しい情報を伝えておけば、採用したあとに「イメージと違った」とすぐに辞められてしまうリスクも減らせます。
6. お客様と直接つながり、リピーターになってもらえる
グルメサイト経由のお客様は、あくまでそのサイトの会員であり、お店側から直接連絡を取ることは難しい場合があります。
自社ホームページを中心に、LINE公式アカウントやメルマガへの登録を案内すれば、お客様リストを自分たちの資産として積み上げられます。
7. 検索からの「無料集客」で、新しいお客様に見つけてもらう
「〇〇駅 イタリアン」「〇〇市 個室居酒屋」といったキーワードで検索されたとき、ホームページがあれば検索結果に表示されるチャンスが生まれます。
これはSEO(検索エンジン最適化)対策と呼ばれ、長く無料で新しいお客様を集める方法になります。
また、Googleマップでの検索(MEO)でも、公式ホームページのリンクがあることは評価アップにつながります。地図でお店を見つけた人をホームページへ案内し、詳しい情報で魅力を伝えて予約につなげる、無駄のない集客の流れが出来上がります。
「大変そう」という不安は、今の技術ならこれだけ解消できる
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「ホームページが良いのは分かったけど、費用も手間もかかりそうで踏み出せない」
これが、多くのオーナー様の本音ではないでしょうか。たしかに以前は、制作するだけで数十万円かかり、更新にも専門知識が必要な「金食い虫」でした。
しかし、技術が進歩した今、これらのハードルは驚くほど下がっています。かつてのデメリットを現代のツールがいかに解決しているか、事実にもとづいてお伝えします。
初期費用をかけなくても、自分でお店らしいサイトは作れる
「ホームページ制作には数十万円のお金がかかる」というのは、過去の常識になりつつあります。
現在は、専門的なプログラミング知識がなくても、積み木を組み立てるような感覚で本格的なサイトが作れる「ノーコードツール」が充実しています。
これらを活用すれば、初期費用をかけずに、月額数千円程度の維持費だけで運用を始めることが可能です。
代表的な作成ツールとその特徴をまとめました。
| ツール名 | 特徴とおすすめの用途 |
|---|---|
| Wix | デザイン性が高く、予約機能もアプリで追加可能 |
| ペライチ | 日本語対応で操作が簡単。1枚完結のサイトに最適 |
| Canva | 画像編集感覚で超シンプルなサイトが作れる |
※本格的にビジネスで使うなら、月額1,000〜3,000円程度の有料プランを選び、自分専用のURL(独自ドメイン)を取得して、広告が入らないようにしておくと信頼感が高まります。
スマホ連携を使えば、忙しい営業の合間でもサクッと更新できる
「日々の仕込みや営業で忙しく、パソコンを開いて更新する時間なんてない」という心配も、今のツールなら解決できます。
多くの作成ツールにはスマホアプリが用意されており、メニューの変更や休業日のお知らせなども、スマホ片手に数分あれば完了します。
さらに強力なのが「SNS連携機能」です。
「情報が古いまま放置され、お客様に不信感を与えてしまう」という事態を、最小限の手間で防げるようになります。
SNSとGoogleマップを組み合わせれば、初月から集客につなげられる
ホームページを作っても、すぐにGoogleなどの検索結果で上位に表示される(SEO効果が出る)わけではありません。
この「即効性のなさ」という弱点は、他のツールと組み合わせることでカバーするのが正解です。
SNSで存在を知ってもらい、Googleマップで誘導し、ホームページで予約を確定させる。この役割分担ができれば、作ったばかりでもしっかりと成果を出せる強い仕組みが完成します。
迷わず「予約」してもらうために、載せておくべき5つの情報
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いざホームページを作ろうとすると「何を載せればいいのか」と悩んでしまうかもしれません。しかし、本当に必要な情報はシンプルです。
お客様が「知りたい」情報を漏らさず伝え、最終的に「よし、ここに行こう」と決めてもらうために欠かせない、5つの要素についてお話しします。
1. 文字だけのメニューはやめて、写真で「美味しそう」を伝える
お客様の食欲を一番刺激するのは、文字の説明ではなく、パッと見て伝わる視覚情報です。文字だけのリストや、紙のメニュー表をPDFにして貼り付けただけのページでは、魅力が十分に伝わりません。
特にスマホの小さな画面でPDFを拡大したり縮小したりする手間は、お客様にとってストレスになり、そのままページを閉じられてしまう原因にもなります。
湯気が立つような「美味しそう」と感じる写真と、税込み価格を含めた詳しいメニュー情報を、スマホでも見やすい形にして載せておくと親切です。
2. 「想い」や「こだわり」を語れば、価格以外で選ばれる店になる
「なぜこの店を始めたのか」「どんなこだわりがあるのか」という物語は、他のお店との違いをはっきりさせる強力な武器になります。
単に「美味しい」だけでなく、その背景にあるシェフの想いや食材へのこだわりを伝えることで、お客様の心に響きやすくなります。
この共感が生まれれば、「安さ」で選ぶお客様ではなく、お店のファンとして長く通ってくれるお客様と出会えるようになり、価格競争からも抜け出しやすくなります。
3. スタッフの笑顔を見せて、来店前の「緊張」を「安心」に変える
初めて訪れるお店に対して、お客様は「どんな人が接客してくれるのだろう」「怖い店員さんだったら嫌だな」という、言葉にできない不安を持っています。
スタッフの笑顔の写真や、人柄が伝わるような紹介文を載せておくだけで、この心理的なハードルはぐっと下がります。
「この人たちが迎えてくれるなら大丈夫だ」という安心感を持ってもらうことが、予約ボタンを押すための最後のひと押しになります。
4. Googleマップを埋め込んで、迷わずスムーズに来店してもらう
せっかく「行きたい」と思ってくれたお客様を、場所がわかりにくいという理由だけで逃してしまうのはもったいないことです。住所を文字だけで書くのではなく、もっと親切な案内を用意しておくと喜ばれます。
ページ内にGoogleマップを埋め込み、ワンタップで現在地からのルート検索ができるようにしておくと非常にスムーズです。
また、電話番号にはタップして発信できるリンクを設定し、お客様が迷わずすぐに連絡できる状態を整えておくのがおすすめです。
5. 「行きたい」と思った瞬間に押せる「予約ボタン」を目立たせる
ホームページの目的は、記事を読んでもらうことではなく「予約」を入れてもらうことです。
どのページを読んでいても、お客様が「ここいいな」と思った瞬間にアクションを起こせるよう、予約ボタンは常に見つけやすい場所に置いておくことが大切です。
「小さく始めて大きく育てる」個人店のための3ステップ
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「ホームページは欲しいけれど、何十万円も払う余裕はない」と諦める必要はありません。
最初から完璧を目指さず、お店の成長に合わせて少しずつホームページも育てていくのが、失敗しない賢いやり方です。
予算やスキルに合わせて無理なく始められる、現実的な3つのステップをご紹介します。
Step1:まずは無料ツールを使い、コストをかけずに始める
開店直後や予算が限られているうちは、まず「名刺代わり」になるシンプルなページを持つことから始めましょう。
いきなり数十万円もかけるのではなく、月額数千円程度で使えるサービスを選んで、リスクを小さく抑えるのがポイントです。
まずは1ページだけでも構いません。お店の公式情報がネット上にあり、お客様がいつでも見られる状態を作っておくことが何より大切です。
Step2:軌道に乗ってきたら、デザインを強化してファンを増やす
経営が安定して資金に余裕が出てきたら、より集客力とデザイン性を高めるための投資を考えます。
簡易的なツールから、検索(SEO)に強くカスタマイズしやすい「WordPress」へ切り替えたり、プロの制作会社へ本格的に依頼したりするタイミングです。
自分たちだけのデザインや機能を取り入れることで、他のお店との違いをはっきりさせ、「選ばれる理由」がしっかり伝わるブランドサイトへと進化させます。
Step3:広告や地図検索と連携させ、24時間集客する仕組みを作る
ホームページを持っているだけでなく、積極的にアクセスを集める「攻め」の運用へシフトします。
Googleビジネスプロフィール(地図検索)やWeb広告と組み合わせ、検索エンジンやSNSからホームページへお客様を誘導する流れを強くします。
この段階までくれば、ホームページは単なる情報置き場ではなく、24時間働き続けて売上を作り出す頼もしい「集客エンジン」として活躍してくれます。
ホームページは「コスト」ではなく、お店を守り続ける「最強の資産」になる
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飲食店にとってのホームページは、毎月消えていく「広告費」や、単なる「支払い」ではありません。
24時間365日、オーナー様に代わってお店の魅力を伝え、予約を受け付け、時には優秀なスタッフまで連れてきてくれる存在です。それは将来にわたって売上を生み出し続けてくれる、かけがえのない「資産」になります。
他社のルール変更や手数料の値上げに怯える経営から抜け出し、自分でコントロールできる「ネット上の本店」を持つこと。これこそが、もっとも確実で賢い投資といえます。
いきなり完璧なサイトを作る必要はありません。まずは無料ツールを使ってみたり、今ある情報を整理したりすることから始めてみてはいかがでしょうか。
その小さな一歩が、他人のルールに縛られない、強く安定した経営基盤を築くための大きな分岐点になるはずです。