ドメインの意味と役割は?
ホームページの住所のようなものです。
例をあげてみましょう。
ブラウザを立ちあげてホームページを閲覧しますよね?
するとアドレスバーにホームページのアドレス(URL)が表示されます。
例えばヤフーならこんな感じです。

パソコンにしろスマートフォンにしろ、ホームページのアドレスは
よく見ると思います。
ここの yahoo.co.jp という部分がドメインになります。
http://www.から始まりますが、その次に続いていく英数字の組み合わせになります。
どのドメインも末尾は、.com .net .info .org .biz .mobi .asia .jp .co.jp .ne.jp などで終わるようになっています。
英字(a~z)、数字(0~9)、ハイフン( – )で63文字以内という制限がありますが、たくさんの組み合わせがあり、世界中にあるドメインはお互いに絶対重複しないようになっています。
一度取得すると 唯一のドメインということになります。
ドメインとサーバーの関係
ドメインというのは、ホームページの住所を明確に示すという役割があります。
言ってみれば表札のようなものです。
それでは実際に閲覧しているホームページはどこにあるのか?というと、サーバーにあります。
大企業や有名なところでは、自社でサーバーを保有していて、そこにホームページがあり多くのパソコンからアクセスがあり閲覧できるようになっています。
サーバーとは?サーバーの役割はでご紹介したレンタルサーバーというものもあります。
自分でサーバーを用意するのは大変なので、サーバー管理を専門としている会社でスペースを借りてホームページをおいているわけです。
サーバーは、パソコンにも内蔵されているハードディスクが主に使用されます。
ここに保管されているわけです。
このドメインとサーバーを理解することは、インターネット上のホームページやサービスがどのように提供されており、メールの送受信がどういうふうに送受信されているのかという根幹の部分を知るのに役立ちます。
ドメインとサーバーは関連付けされているのです。
アドレスバーに URL(ドメイン)を入力すると、ホームページが閲覧できます。ドメインはどこのサーバーを参照するのか予め登録します。
これをDNS設定ともいうのですが、これによりホームページの閲覧がスムーズに行われるというわけです。
メールも同じように考えることができます。
メールのアドレスも@以降は必ずドメインが付いているはずです。
プロバイダの名前とか、会社の名前とかになっていますよね。
例えば、plala.or.jp、ocn.ne.jp、docomo.ne.jpなど。パソコンでも携帯電話でも同じです。
会社の名前になっていたら、会社がドメインを取得していて使っていることになります。
この@以降のドメインでメールを使用しているのですが、これもホームページと同じくどこのサーバーを使うのか関連付けされていて、そのサーバーを通してメール送受信していることになります。
そのドメイン(ホームページ)があるサーバーにメールサーバーもあるということです。
メールを送受信したら、ダイレクトにそのパソコンに行くわけではありません。
使用しているメールのサーバーを経由して送受信が行われていることになります。
インターネットのホームページ閲覧やメール送受信というのは、ドメインとサーバーの2つで実現しているのです。
独自ドメインとは?
ドメインは誰でも取得できます。個人利用もできます。
主な目的としては、ホームページやブログ作成、メール利用などです。
個人で取得できる末尾のドメインは以下のようなものがあります。
.com .net .info .org .biz .mobi .asia .jp
.comや.net、.org が圧倒的に多いです。
個人でドメインを取得する際は .com や net、org がおすすめです。
他にも、jp や biz, infoなども人気がありますが、us や tv ドメインなど、普段、ネットで検索していてあまり見かけないものは避けた方がよいでしょう。
インターネット上に1億以上存在するドメインのうち、圧倒的に多いのが.com で、次に.net や.org の順となっており、この3種類でその大半を占めています。
もし数年後、取得したドメインの人気が高くなった際に手放すことになったとしても、この3種類なら、オークションサイトなどで世界中の人から入札の入る可能性もあります。
一方、jpドメインなどの国別トップレベルドメインの場合、日本人以外はほぼ取得しませんので、売却するにはあまり人気がないかもしれませんが、信頼性は高い傾向にあります。
会社や組織に限定されているのが下記のドメインです。
.co.jpは会社組織、.ac.jpは教育機関などと決まりがあります。
.co.jp .ne.jp .or.jp .ne.jp .gr.jp .ac.jp
法人で取得する場合には、属性型JPドメインのco.jpやor.jpドメインを選択されるとよいでしょう。
これらの属性型JPドメインは、法人の登記情報を確認した上でその組織でひとつしか取得できないドメインになりますので、取得する際のハードルが高くなります。
その為、個人で気軽に大量に取得できるcomやnetとは違い、co.jpやor.jpなら転売目的で取得されるケースが少なく、実態のあるサイトばかりといえますので、信頼性が高いといえます。
一般的な営利企業でしたら「co.jp」、医療関係などの非営利法人でしたら「or.jp」を選択されるとよいでしょう。
.(ドット)以下については例えば、AAAというドメインが取得したいなら、AAA.com、AAA.net、AAA.jpなどどれにするか選択できます。
末尾のドメインも自分の好きなものから選びます。
ただしドメインは先着順なので、希望するドメインがすでに使われていたら取得することはできないので、AAAという名前を変えたりする必要があります。
このように自分の希望に合わせて、独自に取得したドメインを、独自ドメインといいます。会社組織の場合は、自社ドメインともいいます。
取得費用はそれほど高いわけでもなく年間の使用料も1,000円~2,000円ほどです。これはドメインを登録する会社によって金額が多少異なってきます。.jpだけ他のドメインの2倍ほどの金額になります。
年間の使用料(更新料)で継続してドメインは使用出来るので、実は格安であったりします。
あとはレンタルサーバーを借りれば、ホームページやブログを公開したり、メールも自分の好きなドメインのもので使用できます。
例えば AAA.comのドメインなら、ホームページのトップページのアドレスがAAA.com、メールアドレスも @AAA.comのものになります。
@より前ももちろん、自分で好きな名前を付けることができます。
メールアドレスの作れる数もレンタルサーバーによって異なりますが、上限100個、もしくは無制限に作れることがほとんどです。
会社や事業所などでは、独自ドメインでホームページやメールアドレスを運用することができます。
ホームページを持っていなくても、持つ予定がなくても、ドメインとサーバーさえ確保すれば、メールサーバーとして使えるので、ドメインをメール専用として活用することもできます。
独自ドメインを取得するには?
自社の独自のドメインを取得するには、ドメイン会社と契約する必要があります。
大きく2パターンに分かれます。
- サーバーと同じ会社がドメインで独自ドメインを取得する
- サーバーと別の会社でドメインを取得する
これらのパターンを頭に入れてドメイン会社と契約していくことになります。
独自ドメインを取得するのが先か、レンタルサーバーを契約するのが先かでいえば、サーバーをチェックしてから独自ドメインを取得するとよいかもしれません。
といいますのも、レンタルサーバーを契約すると独自ドメインを無料で1個プレゼントされるケースもあるからです。
しかし、ドメインの専門会社で取得する場合と比較すると、レンタルサーバー会社でついでに取得する場合は更新料金が
高めになる傾向があります。
加えて、whois代理公開やドメイン移管などの利便性の面でも差があります。
サーバー会社でついでに取得 → 価格は割高、設定は簡単。
サドメイン専門会社で取得 → 価格は安いが、設定は複雑。機能充実。
もし自分で設定できる場合は、サーバー契約とは別にドメインの専門業者で取得するのが一番安上がりになるはずです。
現在のレンタルサーバーは、たいていはどこでも「持ち込みドメインOK」となっていますので、ドメインの取得とサーバーの契約を別々にしても何ら問題はありません。
例えば、さくらインターネットでサーバー契約をして、このさくらでは独自ドメインを取得せず、格安のバリュードメインで取得して利用することもできます。
バリュードメインやムームードメインがおすすめです。
主なドメイン購入先
バリュードメイン
デジロック運営の格安サービス。
機能が充実しており、ユーザー間でのオークション機能などもあります。同社の格安サーバーであるexreaやcoreserverとの連携がしやすいです。
ムームードメイン
マニュアルが充実していて初心者安心、GMOペパボ(株)運営による人気サービスです。
同社格安サーバーのロリポップやヘテムルとの連携も簡単です。
エックスドメイン
ドメイン取得については最近出来たサービスですが、サーバー関連ではエックスサーバーなどで古くから定評のある会社です。
WHOIS代理公開や無料レンタルサーバーも利用できます。
お名前.com
GMOグループで有名なドメインの取得事業者です。
ドメインのリセラ(再販業者)ではなく、レジストラ本体なので信頼性が抜群。
法人でco.jpなどを取得する際はこちらを選択するとよいでしょう。
FC2ドメイン
利用料金が無難で、whois代理公開なども特に問題なく利用できます。
fc2サービスとの連携がよく、他社サーバーでも問題なく設定できます。
~ whois代理公開の有無 ~
ドメインを取得する場合、whoisに登録者情報(氏名・住所など)が公開されることになりますが、上記のうち、エックスドメインやバリュードメインなどを利用すれば、whois情報を無料で代理公開してくれます。
お名前ドットコムの場合は、移管の際の代理公開で980円がかかる場合があります。
この代理公開を利用すれば、事業者名義でwhoisが公開されますので、自分の個人情報が公開される心配はありません。
このwhois代理公開の機能は、海外などではほぼ有料ですし、国内でも上記の事業者以外では設定できないケースも多いです。
できるだけ、代理公開が無料の会社を利用するとよいでしょう。
2パターンのドメイン取得からサーバー設定まで
サーバーとは?サーバーの役割はでも述べたようにワードプレスによるサイトを前提とした場合、サーバーはエックスサーバーがお勧めです。
サーバーをエックスサーバーで契約している場合の2パターンのドメイン取得・設定方法を示します。

(1)サーバーと同じ会社のドメインで独自ドメインを取得する
エックスサーバー内でドメインを取得するメリットは、同じ会社という事もあり設定までの作業がスムーズであるという点です。
しかし、他のドメイン会社に比べるとドメイン費用が割高というデメリットがあります。
ドメイン取得から設定作業の詳細はこちらをご覧ください。
(2)サーバーと別の会社でドメインを取得する
エックスサーバーとは別のドメイン会社でドメインを取得するメリットは、コストが安く済むという点です。
一方で、サーバー会社と別のドメイン会社でドメインを取得した場合は、ドメインとサーバーとの紐づけ作業が面倒な場合があるというデメリットがあります。
ドメイン取得から設定作業の詳細はこちらをご覧ください。